震災から2週間を経ました。
地震、津波だけでなく、原発事故が大きくかぶさってきています。
書店人として何が出来る考えています。神戸での商いが被災地とつながるように形に表します。
震災から2週間を経ました。
地震、津波だけでなく、原発事故が大きくかぶさってきています。
書店人として何が出来る考えています。神戸での商いが被災地とつながるように形に表します。
店の配達で使用している、自転車のリアカーがガタガタになってきました。2年弱の使用で、金属のフレームが配達中にはずれて、路上にころころころ・・・。使用には問題ないとは言え、
修理せなあきまへん!
購入先のコンフォートさんへお昼に持って行きました。
「修理できる?」
「溶接せなあきませんねぇ~」
夕刻、「大丈夫です。修理できます。他のところもヤバイ状態ですが、ドイツ製ですので長いこと使こうてください!」
ほっと一安心!ちょっと間、リヤカーは休憩です。
昨日は「みんなでつくろうECOまち KOBE」に出席しました。会場の神戸市相楽園会館なんて初めて訪れましたが、相楽園の庭が一望できて素敵でした。
各区で行われたECOまちトークで行われた総括として、神戸市全体でのタウンミーティングは活発な議論が応酬されました。昨年7月に行われた、「市長としゃべろう ECOまちトーク in SUMA」には私も出席しました。
11テーブルに分かれて、「みんなで取り組む地球温暖化防止」「ごみと資源とリサイクル」「神戸の自然を守るために」の3テーマでワークショップを行い、模造紙にまとめ、市民への提案をするスタイルでした。
私は11テーブルに所属し、「神戸の自然を守るために」について話し合いました。中学生、高校生、大学生、そして私たちの年代とバラエティーなチームメンバーでした自己紹介に始まって、神戸の自然の置かれている現状を述べあい、そこから提案を絞り出す中で
「神戸らしい環境の取り組み」
というキーワードが出て、
「山・海・川がある」「震災を経験している」「六甲山」「神戸港」
などの特徴を考えて、
「人と自然のつながりを考える市民の日」「山・川・海のつながり」
という2つの提案を創出しました。
震災時は人と人が援け合い、そのつながりの大切さをしみじみ感じましたが、16年の時を経て、忘れかけているので、1.17で思い起こし、そのつながりを基に、自然の一員の人が謙虚に自然に対して感謝の思いを抱き、自然とのつながりを考える日を創ってはという考えでした。
市に要望するのではなく、市民がつながって
「人と自然のつながりを考える市民の日」
を創れるようにしたいもんだなぁと、帰路考えました。
書店に入荷する商品が計画配送となり、2日に一度の入荷になっています。
今日は昨日分と当日分、そして、月曜日が祝日のため、3日分が入荷しました。開梱にはお昼までかかり、疲労感が漂いながら配達に出かけました。透明のガラスが入っている、お客さまのビルのドアにまともにぶつかり、顔を痛打しました。今でも痛い!アホ臭い話です。
ということで、配本のある日とない日の差が激しく、551の蓬莱状態です。
「551がある時、ない時」のCMのようで、「入荷のある日」は肉体的もきつく大変ですが、「ない日」は気の抜けたサイダーのようです。
被災地や周辺部のガソリンの需給バランスを鑑みると、この状態は当分続きそうですね。耐性あるのみ。
新文化通信社の丸島編集長から電話がありました。
「東日本大震災に関して、阪神淡路大震災を経験した書店さんの当時の話、そして、被災された書店さんへのエールを書いて欲しい!」
これも被災された方々への支援の一環と考え、11字×100行を書きました。被災当時、そして再開店、販売状況、特に地震発生から時系列的に売れる本が変わっていったのは非常に興味深かったので、その内容を克明に文字にしました。今回とは被災の質が違うので参考になるかわかりませんが、被災者のニーズが変わらなければノウハウとして利用できると考えます。但し、16年前はデジタルがまだ浸透してなかったので、そのあたりが外部環境としては違うところでしょうね。16年前から携帯電話が爆発的に普及したような気がしますから。
3月24日号ですので、その内容はまだアップせずにおきましょう。
昨日は兵庫県立大学大学院経営研究科の神戸市インターンシップ報告会に出席しました。
昨年、板宿商業連合会に大学生4名が調査研究の授業で来られた成果発表会です。他にも須磨浦商店街や中小企業3社へ出向かれたチームの報告も聴きました。
概要説明、調査結果、提言の3点にまとめられ、商店街の活性化の方策を探ったものです。調査とは言え、1週間という短い期間のインターンシップですので、表面的なものになったようです。はっきり言って物足らなさを感じました。若い学生だからこそ、無茶なぐらいな提言が欲しかったと思いました。
東日本大震災の影響は書店にも及んでいます。
本日より入荷が不安定になります。16日、18日は配送が無くなり、翌日に入荷になります。例えば、16日の荷物は17日分と一緒に17日に入荷の予定です。ガソリンの不足、ならびに被災地への供給が優先される模様です。
被災地の皆さまのことを充分に考慮して我々も耐性を積まないといけません。
お客さまにはご迷惑をおかけしますが、よろしくお願い申し上げます。
植樹祭の後、新長田へ赴きました。
神戸医療生協が創立50周年を記念して、新長田駅前の鉄人広場から神戸協同病院周辺の商店街で大きなイベントを開催されました。
記念講演は旭山動物園・前園長の小菅正夫さん。私たちは小菅さんの著書や旭山動物園の本を持参して販売させていただきました。講演後の小菅さんがサインまでしてくださり、とてもアットホームな販売会となりました。
神戸医療生協さんが東日本大震災の義援金を募集されていましたので、販売の利益の半分を井戸書店も募金いたしました。
昨日はいたやどの森の第4回植樹祭を開催しました。
お天気に恵まれ、130名を超える参加者で盛り上がりました。
参加者は1本1本に思いを込めて里山に植えました。16年前の震災でも土砂崩れを起こした六甲山系に、根を深く張り巡らせる落葉広葉樹の苗木は気持ちよさそうに風になびいていました。東日本の大災害の空へ、少しでも気持ちが伝わればと思いました。