今日、JWordの社会貢献活動「子供たちに素敵な本との出会いをプレゼントしよう!」というキャンペーンがスタートしました。とても素敵なCSR事業ですね。
その中に「小学生のお友達に薦めたい本に投票しよう」というコーナーがあり、本の推薦をトーハンを通じてありました。私の推薦本は
『大きな森のおばあちゃん』
アフリカの大地を舞台に連綿たる命の素晴らしさを謳歌している絵本。
アイボを開発した天外さんの作品にとても共鳴します!
今日、JWordの社会貢献活動「子供たちに素敵な本との出会いをプレゼントしよう!」というキャンペーンがスタートしました。とても素敵なCSR事業ですね。
その中に「小学生のお友達に薦めたい本に投票しよう」というコーナーがあり、本の推薦をトーハンを通じてありました。私の推薦本は
『大きな森のおばあちゃん』
アフリカの大地を舞台に連綿たる命の素晴らしさを謳歌している絵本。
アイボを開発した天外さんの作品にとても共鳴します!
「あんた、絶対やめたらあかんでぇ~」
6月15日にガイアの夜明けを見られた上得意客さまのお言葉。この日は“電子ブック”の衝撃 ~活字市場はどう変わるのか?~ の特集。
「私ら、パソコンもインターネットもせぇへんし、興味もないけど、本屋さんも大変やなぁ。せやけど、あんたとこが無くなったら、私が困るからがんばりや!」
そして、
「君の本職はなんや?」
これは前回書き込んだ関テレさんのニュースを見られた上得意さまのお言葉。里山活動はボランティアでやっていること、本屋が本職であることをお話しました。わかってながらお訊きになられたでしょうが、それだけあのニュースはインパクトがあったのでしょうね。
明日は、兵庫県中小企業家同友会西神戸支部例会の報告者。【感動を伝えることがブランドを生む】と題してお話するため、最終のまとめをしました。平常心で挑みます!
いたやにすとの活動を関西テレビが先月16日に取材にきました。
「エキウムのはちみつ」に関連して、里山でのニセアカシアの伐採活動を取り上げてくれています。
その模様が
6.16(水)PM6時20分
8ch スーパーニュース アンカー
で放映されます!
我々はエキウムのはちみつの話のツマでしょうけど・・・。どんだけ映っているやら・・・。
『1/4(よんぶんのいち)の奇跡 「強者」を救う「弱者」の話』
(マキノ出版 税込価格 1,000円 )
を読了。
石川在住の養護学校教諭の山元加津子さんと3人の科学者(柳澤桂子氏、四方哲也氏、新原豊氏)の共著です。
山元さんの子どもたちとのエピソードと、遺伝子研究の結果のフュージョンはとても刺激的です。
アフリカのマラリアに罹りにくい人を遺伝子レベルで研究したら、その兄弟には4分の1の確率で、重い障害を持つ人も現れてしまうそうです。4人の子どもが生まれた場合、必ずそのうち1人は重度の障害を持つという事実。
つまり、人間が生存して行くにはマラリアに「強者の遺伝子」だけでなく、重い障害を引き受ける「弱者の遺伝子」も必要だったということ。
このことから、障害を持つ人の存在がなければ、今の自分もないという事実になります。人間として「健常」「障害」という区別することが適当なのかどうか考えさせられました。生活上は致し方ないと思いますが、人間の存在としては同じです。
このことを多くの人に知ってもらいたいと思います。
『君たちはどう生きるか』
(吉野源三郎/著、岩波文庫)読了!
このところ、少し時間的に読書に専念できるのと時間の無さを集中力でカバーできるようになりました。
この作品は、1935年から山本有三がまとめた「日本少国民文庫」16巻の中で倫理を扱う作品です。吉野源三郎氏は哲学者で、中学1年生のコぺル君を主人公にして、お母さん(残念ながらお父さんはコぺル君の幼いころに亡くなっている設定)、叔父さん、そして友だちとの交流を通して、世の中の見方、考え方、生き方を問うています。
75年前に子どもたちが読んでいたこの本を、2010年に中年のオヤジが読んでも十二分に勉強になる内容でした。75年前の子どもたちの教養は凄いし、今のレベルは低すぎるのでしょうか?
いろんな視点から生き方を提示していますが、
他に依存しない自己の確立
自身の判断基準を持つ
学ぶことの大切さ
感謝
人類の進歩への貢献すること
立派な人間になり、一人でも優秀な人間を育てること
など、現在の自己啓発書に匹敵することが書かれています。読めば読むほどに味が出てくる本なのでしょうね。
植西 聰著 の
『「商い」で成功した江戸商人「ビジネス」で苦しむ現代人 仏法に導かれた「商人道」の極意』
(ナナ・コーポレート・コミュニケーション)
を読みました。
近江商人の生き様のベースには仏教の教えが流れており、彼らのモノの考え方にも反映されています。例えば、
「抜苦与楽」
は顧客満足への第一歩。お客様が嫌がることを少なくし、楽しみを与えるわけですから、継続的に商いは成立します。
このほかにも商いに参考になる仏教語がたくさん掲載されています。原点に戻って、近江商人のように行商に行動を移さなければと思いました。
そして、仏教語の基礎本は
辻本敬順/文 寄藤文平/絵 の
『くらしの仏教語豆事典 上・下』(本願寺出版社、文庫サイズ)
がお薦めです。
上下巻で美味です!
「おぃ、森君、2点ほど置いてくれへんか?」
当店のお得意さんの土居先生。本だけでなく、キャロットジュースも定期的にお買い上げいただいています。御歳87歳、元気な好々爺です。本当にありがとうございます。
土居先生は坂本龍馬の血筋の方でいらっしゃいます。NHKの龍馬伝のおかげで忙しい日々を送られていますが、
「あんな嘘っぱちのテレビ、見ぃひん。シナリオ書いとる人が視てください言うけど、史実に合わん話はあかん! 全国の龍馬会でもそういうとる!」
顔の表情には「怒」色が漂っていました。
店で何度も聞かせていただいた、いろは丸事件の話が印象的です。
「あの岩崎弥太郎は公金泥棒や。いろは丸事件の賠償金をどさくさにまぎれて盗んで、三菱が出来たんや!そんな弥太郎から見た龍馬伝なんて見たらあかん」
そんな土居先生の著書、『坂本直寛の生涯』(税込2100円)、龍馬の甥の生涯を描いたもの。自由民権運動に身を投じ、北海道へ開拓に出て、キリスト教徒としても伝道活動をされました。
もう一冊が『神戸居留地史話』(定価2000円)。開港140周年を記念して書かれた本です。
坂本家は土居先生で男系は断たれるとのこと。北海道の坂本家は龍馬とは関係したくないらしい。坂本家と関係できて嬉しい本屋のオヤジはミーハーです、まさしく!