『木村さんのリンゴ奇跡のひみつ 植物と会話し、宇宙人と語る不思議な男の物語』(小原田泰久/著、学研パブリッシング)
と
『すべては宇宙の采配』(木村秋則/著、東邦出版)
を読了。奇跡のリンゴの木村さん関連の本をすべて読もうと思いました。
自然農法でのリンゴ栽培は未知との遭遇で、つらいことの連続。成功へは木村さんのリンゴの木や土、虫などへの観察眼の鋭さが光っています。
その観察眼はリンゴの木だけでなく、宇宙人やUFO、龍まで見、そして幽体離脱までしてあの世も見ることもできたから驚きです。肉体的、精神的に追い込まれていたからそういった体験をしたかもしれませんが、逆に言えば、木村さん自身が宇宙人やスピリチュアルな存在からも守られているのかなぁって感じました。
不可能を可能にした男なので、素晴らしい言葉が続出しています。
「 コミュニケーションというのは、人間にだけ与えられた能力ではなくて、動物同士、植物同士はもちろん、人間と動物、人間と植物の間でも、思いやりや真心は伝わるし、憎しみや恨みも行ったり来たりする。」
「土に人間が与えた自然ではないものがあることを、虫はわかっている。虫は、それを排除しょうと集まってくる。人為的にひりょうをあげた作物は、早く腐る。腐りやすいものは、人間にとってもいいはずがない。害虫がそういう作物を食べるのは、人がたべてたいけないものか食べてくれている。」
「木村農法の基本は『小欲』。手はかけるけど欲張らない。」
「無農薬は農業の芸術」
「食べ物は、人間のからだだけではなく、心も作っているのです。心が荒んでいるのは、食べるものが荒んでいるから・・・」
「世の中は、常識とされていることを土台に経済活動がなされていますが、これからの農業はそれよりなによりも、食べる人のことを本気で考えていかなければ発展しない。そして、消費者のみなさんには、食の大事さについて見直してほしい。」
書店業にも参考になることばかり。もう何冊か読み続けます。