あなたの本の世界を変えましょう!

板宿の書店主から見た、本・まち・環境を語ります!

自転車が戻ってきた!

2009-06-29 18:41:42 | お店

  1か月前に自転車が無くなりました。それもお店の前で。まぁ、鍵をかけていなかった私が悪いのですが、配達に使用していた愛用の自転車は旅立っていました。

 

  土曜日に次男坊から電話がありました。「妙法寺の交番から電話があり、9時30分から10時の間に来て欲しい。お父さん、僕行かれへんから代わりに行ってくれ!」

  そうです、自転車が発見されました。防犯登録から持ち主、そして電話番号が割り出せたのです。

 

  交番に出向くと、もぬけの殻。交番にある受話器を取ると須磨署に通じました。「近くで交通事故があり、30分から1時間ぐらい交番にいていただけませんか。」

  さすがに仕事に戻らないといけないこと、電話番号を伝えて、再度かけてもらうようにしました。

 

  そしたら、交番の巡査の方が我家まで自転車を届けてくれました。

 

 「また、来られて不在だったら申し訳ないので。」 良い人だなぁ! ほんとに感謝、感謝、そして感動でした。

コメント (2)

キノコを撒く

2009-06-29 18:33:54 | 里山

  「里山を多様な生物の場にするんだ!」と意気込んでいると、アマチュアながら「キノコ博士」Oさんと知り合うことができました。現場を見ていただいて、「この環境ではキノコはなかなか見つからない。」とのご判断。

 

  そして、昨日のお昼にお店にいらしゃったOさんは、午前中に採集してこられたキノコを持参されました。「キノコを里山に撒いて下さい。胞子が飛んで、ひょっとしたらキノコが育つかもしれません。」

 

  昨夕刻に里山に登り、キノコを撒いてきました。こんな経験は初めてです。キノコの里山になればいいですねぇ。戴いた中にはしいたけのようなものもありましたが、さすがに食べませんでしたよ。

コメント

板宿は紫

2009-06-29 18:25:11 | 地域活動

 先週の土曜日に神戸新聞に「須磨の紫」とその横展開に関しての記事が掲載されました。

 

 特に明月庵さんはリニューアルオープンしたばかりですので、格好の広告になったようです。「紫の月」もたくさん売れたと聞きました。

 

 「須磨の紫」については、製造者である私と大西さんの名前は載りましたが、お求め先が書かれてないので、商売としては反応がありませんでした。まぁ、欲深く考えるのはこっちに置いておき、明月庵さんやとさやさんが繁盛し、「須磨の紫」の注文に結び付けば丸く収まるてなわけですね。

コメント

「須磨の紫」の横展開始まる

2009-06-15 18:07:45 | 地域活動

  有機栽培100%使用赤しそジュース「須磨の紫」は今年も好評を博しております。板宿での販売先も増えてきました。昨年同様、井戸書店と大西商店に始まり、宇治園さん、ステーショナリー石津の店頭にも置いていただいています。

 

  板宿の居酒屋、串かつ「とさや」、「八剣伝・板宿店」、「やぶ家」、「満留里」の各店では、「しそチューハイ」「しそジュース」が人気です。

 

  そして、板宿の老舗和菓子屋の明月庵さんが「須磨の紫」を使用して、水まんじゅう「明月の紫」を創作! 来週の土曜日から販売開始されます。写真をご覧あれ!美味でしたよ。

  明月庵の佐野さんにお話をお伺いすると、「須磨の紫を使うことができませんか」という私たちの提案は、「棚からぼた餅」状態で、良い提案がころがりこんできたとのこと。「赤しその天然の色を十分に活用した和菓子は日本初でしょう!」

 

  このように、「須磨の紫」を介して、板宿の各店がコラボレーションし始めています。板宿の亜業種交流活動が活発になることは、板宿にとっても素晴らしいこと。赤しそは季節感溢れる商材だけに、毎年この季節は各店が「須磨の紫」を接着剤にして、板宿=赤しそとして集客が図れることを期待します!

コメント (2)

ゆびさきを通しての魂との接触

2009-06-07 17:56:07 | 

 また、大変な人生を歩む人を知りました。神戸垂水生まれの福島 智氏は三歳で目に異常が見つかり、四歳で右目、九歳で左目の視力を喪失。十四歳で右耳、十八歳で左耳も聴力を失い、「盲聾者」となりました。 

 

 視覚と聴覚を失うと、自らの外界との接触が不能になる、それを考えるだけで精神的に異常をきたすように私は思いますが、音楽好きの落語マニアという嗜好から、陽気でユーモア溢れる福島氏は積極的に学びます。さらには彼の強靱な精神力があってこそのことでしょう。

 

「この苦渋の日々が俺の人生の中で何か意義がある時間であり、俺の未来を光らせるための土台として、神が与えたもうたものであることを信じよう。(略)俺にもし使命というものが、生きるうえでの使命というものがあるとすれば、それを果たさねばならない。」十八歳の青年の心の奥底からの言葉はとても強い。支援体制も整い、都立大学に入学。教育学、特に障害者教育の道を歩み、現在は東京大学教授で、2003年にはアメリカTIMES誌で「アジアのヒーロー」に選ばれています。

 

 盲聾者は他者とのコミュニケーションを取らないと、存在の否定を感じ、存在の肯定を得るには、接触によるコミュニケーションが必要になります。彼の母が考案した指点字通訳により、他者とのリアルな対話が可能になりました。「皮膚接触というのはあまり意味がない。重要なのは魂の接触。その人の存在との接触が重要です。」

 

 健常者として他者とのコミュニケーションが成立していると思っていた私は猛省を強いられました。目の前にいる人の存在まで分け入ってのコミュニケーションを意識したこともなく、本質的に見なければならない点を考えてはいませんでした。一期一会の大切さも納得できました。

 

 さらに強烈なインパクトを受けたのが、障害者がなすべき「もっとも重要な仕事」の第一に挙げているのが「生きること」です。『人間が存在する「意味がある」とするなら、その意味は、まさにその存在自体にすでに内包されているのではないか。もしそうなら、障害の有無や、人種、男女など個人のさまざまな属性の違いなどほとんど無意味なほど、私たちの存在はそれ自体で完結した価値をもっている。(略)さまざまな問題にぶつかったとき、私たちにとって最大の、そして最重要の仕事が「生きること」そのものにあるという原点に立ち返りたい。』障害という属性を持っているだけで、この世に生を受けて存在する人の価値を高らかに謳いあげる、彼の人生哲学の深さには心震えました。

 

 心憎いほどの生きざま、そして素晴らしい本に出会えたことに感謝します。(生井久美子著、岩波書店、定価1890円[税込])

 

 彼の母である福島令子氏の子育て記の著書『さとしわかるか』(朝日新聞社、定価1680円[税込])も五月に刊行されました。「さとしわかるか」とは、母令子さんが息子智さんに初めて行った指点字の一文です。トライヤルは成功して、彼における新しい地平が広がりました。

コメント