あなたの本の世界を変えましょう!

板宿の書店主から見た、本・まち・環境を語ります!

こんなはずじゃなかった~春の嵐編

2012-04-04 17:24:43 | 家族

次男坊の引越の手伝いをするために、そして下宿先の最終契約のために、月曜日から下関に行きました。

できるだけいろんな手段で行く方法を教えるために、今回はフェリーに乗船しました。下関の対岸の新門司港まで、阪九フェリーの2等を予約、午後6時30分出発の「すおう」に乗り込みました。次男坊は荷物を持って、私は気楽な旅人として、船旅を楽しみました。

というのも、私が大学生の頃、九州へ旅するときにフェリーをよく使いましたが、当時の感覚とは全く違うんです、船の装備が。レストランや展望浴場まであり、ホント快適でした。乗船し、2等の身分ゆえ、自分たちの寝るスペースを確保、イの一番に浴場へ直行。温泉ではありませんが、掛け流し方式の湯量がふんだんな湯船に驚きました。

出港と同時にレストランへ。カフェテリア方式で料理を選び、窓際の席を確保し、神戸の夜景、そして明石海峡大橋のイルミネーションを楽しみながらの食事は満足でした。大びんのビールもあっという間に飲み干し、お替りをぐっとこらえて、自分たちの寝所へ戻りました。

フェリーは多くのバスの観光客を乗せ、結構賑わっていましたが、私たちは船首部分へ陣取ったので、息子と2人だけの個室のようになりました。

本を読みながら、眠りに落ちました。瀬戸内海なので揺れることもないだろうと信じ込んでいましたが、春の嵐が到来、午前3時ごろに結構揺れたらしい。というのも私は眠りの揺れと船のそれが共振したのでしょうか? 良い眠りを得ることができました。

午前7時に新門司港へ到着。上陸して驚いたのが、強烈な風。それと雨がしょぼしょぼ・・・。引越なのに・・・。

しかし、下関に到着すると雨はほとんど降らず、これも日頃の行いでしょうか。

午後2時ごろまでに引越の手伝いも終わり、「それじゃ」と下宿をあとにしました。バスで下関駅へ行き、小倉から新幹線に乗ろうと指定席を取るためにみどりの窓口を訪れてから、悲劇が始まりました。

「博多~新大阪間の新幹線は運転見合わせ、復旧のメドは立ちません」

とにかく小倉まで行って、状況が好転するのを待とうとしたのですが、全然埒があかず、気分転換に小倉の町をブラブラしました。観光案内に行くと、「松本清張記念館があります。」というので、本屋のオヤジとして是非行こうと、地図をいただき歩きました。小倉城の先にあるので、歩いて15分程度。

桜が5分~7分咲き。春の嵐のおかげで早い花見を楽しむことができました。

小倉生まれ、下関育ちの松本清張は大作家です。ようこれだけ広いジャンルを書いたもんだと感心しました。再度読んでみようと決心しました。

小倉駅に戻っても、「まだ復旧はできてない、午後6時ごろにおおよそわかります」と言われて、困りました。駅には多くの利用予定者がおり、これでは復旧しても気分良く帰れるかわからないので、次男坊へ電話して、下宿へ泊めてもらうことにしました。

下関へ戻り、スーパーで夕刻の割引の惣菜を手に入れ、下宿へバスで戻りました。

「ただいま!」

なんで下宿へ帰るんやろうと考えながらも、春の嵐のおかげと思い、次男坊との夕食を共に取りました。

今朝は6時に起床。寝ている息子を起こさずに、JR幡生駅まで25分程歩きました。春の嵐一過、青空と桜の美しい景色を愛でながら、帰路を急ぎました。

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さあ、4月です!

2012-04-01 12:14:05 | お店

今日は「板宿こども論語塾」の第6回目でした。

春休み期間中にもかかわらず、20名を超える子どもたちがやってきてくれました。幼稚園の子や新一年生も参加するなんて想定外ですね。

今日は次の2つを一緒に学びました。

「之を知る者は、之を好む者に如かず。之を好む者は、之を楽しむ者に如かず。」

「晏平仲は、善く人と交わる。久しくして之を敬す。」

どんなことにも段階やレベルがあって、あることに対して「知っている」から「好きになる」、そして「楽しむ」状態にまでなると一人前だということ、

そして、人との付き合いもよく交流する、それも長い時間を費やせば、仁ある人は尊敬に値する人というレベルにまで到達します。

今日から4月。

明日、神戸発の阪九フェリーで新門司まで次男坊と行き、引越の手伝いをしてきます。久しぶりの船旅。ゆっくり話ましょう!

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