あなたの本の世界を変えましょう!

板宿の書店主から見た、本・まち・環境を語ります!

今年もお世話になりました!

2008-12-31 17:18:06 | 季節

  大晦日の仕事もこのブログを書いて終了!あとは佐藤くんにお店を任して、帰宅します。年賀状も書き終え、車も水洗いし、掃除機をかけて、美しなりました。

  今年も多くの人に出会い、多くの書籍に巡り合え、本屋稼業のオヤジとしては良いことが多かった一年でした。地域活動も環境活動も、そして須磨の紫の製造販売も好循環の流れの中にいたと思います。多くの方のお陰がなければできなかったこと、本当に感謝の一言。

  お店は元旦はお休みします。板宿八幡神社に初詣の後、家族で大阪の実家へ正月の挨拶へ行きます。

  2日と3日は、正午から午後6時までの短縮営業。4日は午前10時より午後6時までの短縮営業。5日から通常通りのパターンになります。来年もよろしくお願い申し上げます。皆様にとって良い本との出会いが多くありますように!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

年末モードの井戸書店

2008-12-30 16:14:18 | 書店
  今日から取次からの配送も終わり、一段落。しかしながら、狂うことのない体内時計のためにいつもの時間に起床。そして、定刻通りにお店に出勤。掃除モードに変換。 シャッターと店内の蛍光灯の拭き掃除をしました。上ばかり向いていたので、お昼前にしっかり疲れました。慣れないことをするとダメですね。
  
  店頭には正月休みに読んでいただきたいと仕入れた書籍が並んでいます。特にど~んと積んでいるのが『神戸の市電と街並み』(神戸鉄道大好き会編著、トンボ出版、定価1575円[税込])です。昭和30~40年代の市電とその背景に映る街並みの写真は懐かしいの一言でしょうね。
  
  板宿線もあり、終点である板宿の写真も多く載っています。その中で非常に気になる写真があります。この本の184ページの横断歩道に立つ2人の男子小学生、そのうちのカーディガンを着た子がめっちゃカメラ目線なんです。昭和46年3月の写真ですので、歳の頃なら40後半から50歳前半でしょうが、これは誰なんでしょうか?お知り合いの方が居られればお教え下さい。ホンマ気になります。
 
  この写真の背景が今の当店があるところ。もちろんビルはなく、文明堂のカステラや川嶋本店、映画の広告看板が所狭しと掲示されています。この当時の井戸書店は銀映通り商店街に立地していましたから、写るはずもありません。今の場所にあれば記念の一冊になっていましたが…。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クリスマスの伐採

2008-12-25 19:29:46 | 里山

  クリスマスも仕事です。今日から鬼のように雑誌の入荷が始まりました。年末年始の分(4日まで物量)が本日より土曜日の3日間で運ばれてきます。この量を捌きながら配達も多いので堪りません。しかしながら、大変な方がいいわけであって、お客様も喜び、我々も喜ぶ年末です。

  さて、里山では緑公社の方が伐採。来年の3月15日の植樹祭の場所を確保するためにチェーンソーを駆使して、きれいさっぱり散髪されました。ほんとお見事です!これはストレス解消するやろなぁ、仕事ととは言うものの。

  冷たい雨の降る中、本当にご苦労様でした。植樹に向けての楽しみが一つ増えました。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

個人店よ!永遠なれ!

2008-12-23 17:18:36 | 

  いやぁ~面白かったです。一気読みしてしまいました、 新宿駅最後の小さなお店ベルク』(井野朋也著、ブルース・インターアクションズ、定価1680円[税込])。

  ベルクはJR新宿駅ビル地下のたった15坪のビア&カフェ。日商60万円を稼ぐセルフスタイル、立ち飲みと椅子席半々のお店。開店から20年、試行錯誤の連続による、井野氏の芸術的とも感じれる店舗運営に驚嘆します。薄利多売ですが、職人とのネットワークのよる徹底的な商品開発、味には過剰にこだわった商品力が最大のウリであり、笑顔こそも商品の一部にしてしまう自然な接客に、ファンが朝に夜に訪れるというから凄いの一語です。

  この店の合言葉になっていることが2点あります。その一つは

「どこにも真似できない」

ということ。他店との相対的比較ではなく、絶対的な位置を確保することに心血を注いでいます。

  さらにもう一つが

「長期熟成」

によるお店づくり。短期で結果を出そうとする大手チェーンとは違って、「店全体に対して神経をはりめぐらせ、小まわりを利かせ」、「仕事がライフワークと呼べる個人経営」をじっくりと寝かせて味を出していくことが経営者の哲学になっています。

  しかし、このベルグが駅ビルからの立ち退き勧告を受けています。「流行に応じて、毎年館内の2割の店を入れ替える」方針を貫徹しようとしています。逆に、ベルグのお客様が反対署名を集め、個人店支援の方向を示しています。

  商店街も空き店舗が出るとチェーン店が入店する昨今。多様性を失うと地球上の生物の存続も危ぶまれることが分かってきているんだから、その仕事に使命を持って、他では真似のできないような店舗運営に励んでいる個人店の時代になってほしいと考えます。井戸書店もその中の一店になることを目指します。

  

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

同質競争

2008-12-21 20:34:11 | 書店

  昨日、 GON美容室 に今年最後の散髪に行きました。オーナーがおもろい人で、会話も弾み、楽しいひと時をおくることができます。そこで聞いたことに落胆しました。

  「森さん、S(コンビニ名です)が営業に来ましたよ!」

  「何の?」

  「雑誌要りませんか?って言うてましたよ!」

  「それって、Sさんが配達するの?」

  「もちろん!ちゃんと断っっておきましたよ!」

  「おおきに」

  Sさんの社長は、当店の取次であるトーハンの役員でもある方で、同質の競争はするな!」と著書にも書かれています。本の配達は異種の、独自のサービスなのでしょうか?売上を追いかけるのではなく、素晴らしい価値をお客様に提示してこそ商人とちゃいまっか?

  ちなみにそのSさんはうちの店の隣の隣です。あ~呆れてしもうたわぁ。

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本年度最後の里山整備

2008-12-21 15:50:15 | 里山

  午前10時集合で里山整備を行いました。午後から雨が予想されていましたが、日頃おこないの良いことから、今年最終回も無事終わりました。年末ということか、出席者は3名のみ。ゲストとして、神戸にある森の世話人-いたやにすとのその一つで、総数14団体あるそうです-を担当する“世話人”の方が来て下さいました。

  この25日に緑公社の方が現地で伐採をしていただけます。我々はチェーンソーは使わないでプロに任そうとしています。彼らの力で、来年3月15日の記念植樹祭の植樹場所を確保します。25日と言えば、クリスマス。トナカイに乗ったサンタクロースがプレゼントとして、チェ-ンソー持参のきこりの植樹支援を提供してくれます。

  来年に入ると、月に2回は整備作業をして、植樹祭当日を迎えることになるでしょう。皆さんもストレス解消にお越しください!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「大変」は禁句語に

2008-12-20 14:43:13 | 兵庫県中小企業家同友会

  柄にもなく、ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランドでの兵庫県中小企業家同友会西神戸支部クリスマス忘年会に参加しました。滅多に袖を通さないダブルのブレザーを着て、ネクタイしめて、サラリーマンを辞すこと15年の私には似つかわしくない格好になりました。ただ、スタイルが全く変化していないので、当時のスーツがまだ着ることができます。

  「来年は大変な年だな~。」というセリフを横にお座りの方が頻繁におっしゃっておられました。「そんな年に大変ですなぁ、支部長とは…。」

  「もう、えぇやん!?」と心で語っていました。それだけ環境が変わるのだから、変身すればいいだけやし、例えば蝶も変態した結果の美しさを見せてくれるんやから、変わりましょうや!それで楽しくなったらええんやと感じてました。

  そうです、スタイルは変わりませんが、内容は変えるんです!

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

どんな神経?

2008-12-17 15:59:47 | 書店

  昨日、バイクのヘルメットを被ったままのもう60歳はゆうに超えた男性がお店に入ってきました。週刊誌のFLASHを手に取り、ナンバーズ4の予測記事のページを開けて、やおら鉛筆とメモを取り出しました。

  「お客様、申し訳ございませんが、書き写しはご遠慮ください。」

  「何や、書くのはあかんのか?」

  「申し訳ございませんが、私たちは情報を売っておりますので、ご遠慮ください。」

  「立ち見してええんやったら、一緒やんけ。」

  「立ち読みと書き写しは絶対に違います。」

  「もうええわ!」という言葉を残し店を出ました。

  品格なんぞどこ行く風。自分さえ良ければええんでしょうね。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

おやじの会

2008-12-14 14:42:02 | 地域活動

  昨夜はおやじの会の忘年会でした。正式名称はIMO(板宿の未来を明るくする会)です。中年おやじのパワーは大変なものです。「ここでオヤジが子どもを支えていかなければ世の中ダメになる!」 

  主な活動は妙法寺川での生き物観察を年に2度行っています。ウナギやサワガニが生息するとは信じられないでしょうが、事実です。

  今年は板宿八幡神社の大人神輿の担ぎ手の中核を占め、来年以降も楽しみです。そんな連中の飲み会、家庭のことから地域、学校、仕事と話し尽くせぬ話題の多さに時の過ぎゆくのも忘れていました。

  午後11時に帰宅すると、次男坊が「お父さん、お帰り! 風呂入る前にしょうか!」食卓の上には駒がきれいに並べられた将棋盤。「もう眠たいのに勘弁してぇや!」

  結局けりがついたのは午前1時前。なかなか身体は休まりません!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

仕事の意味

2008-12-14 14:27:26 | 

著者の福島さんは大学卒業後、コンサルタント会社に就職するも入社研修の開始した半日で性に合わないと辞表を提出、そこから自分探しの道を歩みました。自分に合う職業があるはずであると信じていましたが、新宿の駐車場の管理人さんに出会ってから考えを改めます。

 いつもニコニコし、お客様には最善を尽くす駐車場の管理人さんは、満車時には入口に立ってお詫びの言葉をかけ続ける姿は利用者に感動を与えました。奥さんの病気の関係で管理人を辞めることになると、利用者の人々が持参した花や菓子折りが山の如く積まれ、彼と別れを惜しむ最後の一週間でした。

「根本的な問題は、私自身の中にある~生き方や考え方を変えれば良い」と理解した福島さんは、仕事が感動に変わる五つの心構えさえ持てば人生が輝きあるのみと書かれています。「生きることは感動を見つけ、そしてつくりだすこと」というベースさえあれば鬼に金棒です。

 さらには、「人間が人間らしく生きることの意味とは、社会に貢献するために自己を成長させることであり、それによって感動と感謝の日々を送ること」にまで到達すれば、夢も実現することでしょう。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする