本日は、井戸書店のイベント「大人の板宿塾」を開催しました。
今日の講師は当店のアルバイトの海津(かいづ)くんの卒論発表会
「江戸(まちとしての江戸)の風呂」
がテーマでした。
現代では各家庭に風呂がある世となりましたが、江戸時代は個人的に風呂を持つことはほぼ無理でした。それは、①水不足、②土地の問題、③薪不足、④多発する火事が主な理由でした。
つまり、風呂といえば銭湯でした。
江戸の人たちは1日に2~3回も風呂に入っていたらしく、それは関東ローム層による土埃のため汚れやすかったためだそうです。入浴料は8~10文(もん)で、当時のそばやうどんが1杯12~16文ですから、今とそんなに価格における差はないように思われます。
江戸の風呂は蒸し風呂(今で言うサウナ)がメインの発汗浴。これも水と薪不足からの施設だったそうです。今の風呂が湯に浸かるのが当たり前ですが、それは燃料革命があったおかげでしょう。当時のお風呂では発汗した後、垢を流すのが通常で、頭を洗うのはもっての外。銭湯の横には床屋があり、分業されていたそうです。
身分に関係なく銭湯に行くので、男湯の脱衣場には2階があり、そこは武士の刀を置くスペースだったのですが、時代とともに将棋を指したり、お菓子を食べたりと、娯楽スペースに変わり、今のスーパ銭湯の先駆けのようです。
江戸時代には何度も混浴禁止令が出されていました。ということは男女ともにおおらかな風習だったのでしょうが、風俗上の問題があったのは言うまでもありません。
銭湯といえば、人が集まり情報交換のスペースです。ここでは今の世と同じように、家族や職場での問題、つまり愚痴を話し合っていました。情報革命が起ころうと、人が寄ればストレス解消に励んでいたことでしょう。
水戸黄門での由美かおるの浴場シーンは真っ赤なウソということです。時代考証せなあきまへん!
日本人の風呂に関する入門書は
『風呂と日本人』
(筒井功/著、文春新書、税込価格 861円)が良いでしょう。
自宅の歴史を知っているのは
その前に立っている 樫の木。
引っ越してきた年に、投げたどんぐりが屋根を越すほど成長しました。16年の歳月滲んでいます。
年に1度は枝打ちしないと込み合ってしまうので、今日の午後はちょっと頑張りました!
やっと、春が来ました。奥須磨公園での一輪の桜の花を見て、これから身体も伸び伸び、心もウキウキ!
4月4日(日)には
須磨妙法寺さくらまつり
が妙法寺川公園で行われますが、そのころにはさくらも終盤に入っているかなぁ?
昨日、大阪市此花区の実家へプレゼントを持っていき(両親は不在で留守でした)、歩いて約3キロ程の夢の国・USJへ。途中、氏神さまの産土神社に参拝し、今日の成功を祈ってきました。
なぜ、USJへ行ったか?
高校の同窓会、30年会がホテル京阪ユニバーサルタワーでありました。卒業して30年経つと、どれだけの同窓生が集まるか、先生方も来られるか? 少々の不安がありましたが、
恩師13名+生徒(186人)=199名参集!
生徒は卒業時に、確か405名だったので、46%の参加率。物故者もおられるので、これはなかなかの成績です。
私も幹事団の一員ですが、仕事柄、幹事会にはほとんど出席できず、同窓会のブログを立ち上げたことと、当日の司会陣の一人になっていました。それも台本のない、まさにアドリブを利かす場面ばかりで面喰いました。
しかし、なんとか無事終わり、懐かしい面々と会うことができ、そういう意味では
夢の国
に行った気分です。
2次会、3次会と転戦し、大阪発、最終の新快速に乗り、眠らないように気合いを入れ、新長田から徒歩で帰ってきました。板宿に戻ると小腹がすいて、ラーメン屋に寄ってから帰宅。1時半ごろ、3次会に一緒にいた連中に電話をすると、まだ焼鳥屋に数名でいるらしく、同窓会の感動はなかなか冷めやらぬようでした。
昨年に引き続き、
「~兵庫の地元プロ書店員が選ぶ~
心に響く!!感動本グランプリ 2010・春」
を開催しております。兵庫県内31書店が参加、各店が推薦文庫を1点提案し、共同でフェアを行っています。昨年の神戸新聞の掲載記事もご覧下さい。
兵庫県内で展開している以上、マスコミにPRしないとあきまへん!そこで、ケーブルテレビのJ:COMさんに取材を依頼したところ、快く受けていただき、今日の午前中は取材でした。
髭を剃り忘れ、少々オッサン臭いでしょうが(いつもやなぁ)
3月23日(火)
昼3時 夜6時 夜11時15分からの
「さりげにゲッキン」
で情報が流れます。
みなさん、くれぐれも
3月23日
です。
放映エリアは神戸市、芦屋市、三木市です。乞うご期待!
寒いと思っていましたが、うららかな午後の日差しが心地よい今日、
あの「みをつくし料理帖」の著者の
高田 郁 先生
ご来店!
押し売りの如く、新刊である「想い雲」にはサインしていただけるわぁ、色紙はきめ細やかに描いて下さるわぁ、こりゃとてもいい日です。
写真はそのサイン本と色紙です。サイン本は限定7冊。早い者勝ちです。
高田先生の話によると、乙女だった頃、板宿銀映で映画を観た後、近くの本屋で本を買ってもらったというエピソードの持ち主で、その本屋は間違いなく「井戸書店」です。そんな時からの長~いお付き合い。これからもしっかり売りまっせ!
昨日は第3回記念植樹祭でした。お天道様はよ~く見てくれています。暑いぐらいの晴天でした。
育英幼稚園から出発した植樹隊は、勝福寺経由、奥の院跡を経て、里山まで森林浴をした後、植樹となりました。
六甲砂防事務所さまのお話、ならびにいたやにすとの活動の報告、そして植樹の仕方をレクチャーして、皆さん、記念する、あるいは祈念する気持ちを胸に1本1本植えておられました。
今年で3年目、計300本の苗木は春の気配を感じながら大きくなっています。
明日は第3回記念植樹祭です。
常に天気は味方してくれます。明日は晴れるでしょう。80本の命が根づきます。
今日は午後3時から事前準備で里山に登ってきました。横断幕を付けたり、子どもたちのための里山ブランコを作り、最後には豚汁のためのかまども用意しました。
少々疲れ気味なので帰宅しま~す!
午前7時に店に来ると、私どもの地下のお店への入場に並ぶお客さんが10数人おられました。雨が降っていたので、通常なら外に並ぶところをビルの中へ曲がってきて、うちのシャッターの前(通路側まで)に行列が延びていました。雨が降っているし、外に並ぶのは濡れるから忍びないと思うのが人情です。
しかし、ここからが問題です。この問題、今日に始まったことではありません。
当店は8時30分に開店します。つまりはシャッターを上げます。ということは行列の方々に外へ移動してもらわないといけません。私どもの地下のお店のスタッフはまだ来ていないので、仕方なく我々が指示しなければなりません。行列の人たちからは嫌な目で見られ、煙たがられます。行列が移動した後にはゴミ、吸い殻、空き缶。
同じビルのテナントとして、お互いさまということもあるので、大きなことは言えませんが、この行列ができるということは予想できたこと。これに対して、私どもの地下のお店のスタッフはどういう行動をいつとればいいか? 他店のこととはいえ、いい勉強になりました。うちでも開店前から行列できるようにせなあきませんが・・・。