埼玉のおじいちゃん社長不動産コンサル奮闘記

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元トップの異例の告発

2017-05-30 11:38:14 | Weblog

去る3/3の朝日によれば、昭恵・首相夫人は公人・私人?と言う事で、国会で論争されましたが、その森友学園がやっと下火になりかけたと思ったら、5/22の朝日には叉、財務省近畿財務局が2016年4月に森友へ売却前の国有地評価で高層建築を想定した地盤改良費を5億円もゴミ処理費8億1900万円に上のせして差し引く様に不動案鑑定士に要請したが当時学園の小学校は低層の2階建て一部3階建ての設計で着工済みだったので鑑定士は5億円は引かなかったと報道されました。

 5/25の朝日では今度は、学校法人「加計学園」が国家戦略特区で獣医学部新設を認められた経緯を巡り、前川喜平・前文部科学事務次官が「総理のご意向」「最高レベル」 などと書かれた一連の文書の存在を認める証言をし、野党は追及を強める構えを見せている。

 松野博一文科相は25日の参議院文教科学委員会で「すでに辞職された方の発言であり、文科省としては発言する立場に無い」と述べ、一連の文書については19日に「存在は確認出来なかった。」とする調査結果を発表した。一方前川氏は朝日新聞の取材に対し、文書は「自らが担当課から説明を受けた際に示された」と話している。政府は一連の文書については24日の記者会見で「政府としては出所も分からず、信憑性もない文書だと言うことに変わりはない」と従来の見解を強調した。

 26日の朝日では、25日の午後4時過ぎ東京・霞ヶ関の弁護士会館内で始まった記者会見。弁護士と共に臨んだスーツ姿の前川氏は、「私の発言によって省内に混乱が生じると思う」と古巣への配慮をにじませつつ、「あったものをなかったことにはできない」と強調。-中略-野党の一部が要求している国会での証人喚問には応じる決意を明らかにした。

 前川氏は事務次官だった今年1月、文科省の違法な「天下り」問題に自ら関与していたとして減給処分を受け、引責辞任した。とも報道されました。

それもそのはず、私も1月頃の新聞を調べてみたら、1/19に辞任した前川喜平事務次官は当時、組織ぐるみの天下り38人の斡旋をした幹部職員7人の内の1人で、減給2ヶ月(10分の1)依願退職と1/20の日経夕刊に出でいました。どちらにしても在職中からろくな事はしていなかった様ですが、見方によっては、この人達のお陰で再就職が出来、感謝している人達も多いと思います。本人にすれば、人助けをして何故俺達ばかりが、しわ寄せを食うのだという思いでいるのかも知れません。(例え違法行為であっても、官僚退職者の就職口がなかなか探せない国なのだから・・・)

それにしても、今回の内部告発は森友学園の時とは訳が違い、今年1月まで立派に事務次官として実際に仕事をしていたトップの人の発言であり、民進党が25日の参院文教科学委員会の理事会で参考人招致を求めたが、自民党が拒否し、同日は見送られた。様です。

ここまで来ると、ドッチもドッチという感じがします。加計学園問題では、自分でやって来た事は棚に上げ、前川前事務次官が自分で見て、存在したとする書類さえ、その書類の存在が確認出来ないと言う松野博一文科相とのやりとりは子供の喧嘩の様で、政治とは直接関係無いところでの口喧嘩の感じさえします。分かったことは総理夫妻と仲良くすれば特ですよと言う事ぐらいです。

政府は、自分たちの都合が悪くなると、国民の目をこうした問題から遠ざけ様と画策したり、別の問題にすり替えようと必死ですが、そんなことを続けてくれても国民には何一つも良いとはありません。米国のように新政権は自分達の仲間を6000人位入れ替えて新しいやり方にするというのが良いのかも知れません。

いっそのこと真実を示し、真剣に衆知を絞って新しい政治体制を築づかなければ、安倍内閣は安定政権だから長続きしているのだと言われてもピンときません。将来、この問題の真相が本当に究明されたら、嘘で固めた言い訳などは、通用しなくなり、自民独走さえもあやふく成るのでは無いかとさえ思います。あいにく総理ご夫妻はG7で叉出張中の出来事でしたが・・・。

(株)市川不動産