埼玉のおじいちゃん社長不動産コンサル奮闘記

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マンション・ラ・ヴィーユの建設と理想の契約

2016-09-17 08:59:17 | Weblog

私は今年82歳で、若いとき肺結核を患い、70歳までに死ぬと予想していたので、公証人役場で公正証書遺言も作成済みですが、幸か不幸かすでに10年以上も長生きしてしまったので、会社の社長を倅に譲ろうと思い、年金を調べてみたら200万弱で、そこから後期高齢者保健57万と介護保険13万が天引きされるので、120万くらいになり、先般新幹線の一号車でガソリンをかぶって投身自殺をした人と同じで、生活保護より低いので、間違いではないのか、と北浦和の社会保険事務所に聴きに行きましたが、間違いないとのことでがっくりいました。

 折も折、菅元総理が90歳の母親に何億円もの銀行融資を受け、賃貸物件を建築し負担付き相続の手法で、相続対策をしたことが、新聞で報じられたのをみて、私も最近お宅で買ってくれないかとお見えになった、当社で今まで駐車場管理を任されていた家主のO様と交渉をして、その土地を買い賃貸マンション、うまくやれば年間約400万程度の手取り収入の見込みがついたので、銀行交渉をして、菅さんの真似をすることにしました。

 それにつけても国会議員には年金が無いと言って、自分たちは議員立法により、400万以上の年金がもらえる様にしたことが分かり、一般とのあまりの格差には国民の総反対に遭い小泉首相が廃止したのですが、それは表向きの事で、その時点で議員だった人は65才をすぎると自動的に支給されている事が判明して現代ビジネスという雑誌が暴露したところによれば、中曽根氏742万、小沢一郎氏532万、菅直人氏455万麻生太郎氏448万もらっているし、廃止したのはまやかしであったと記事にしました。

 この記事を見て私は憤慨していましたので、夫婦が互いに出資して、年金の底上げをしようと思い立ち、積水のM氏に事情を話して見積をしてもらったところ、11室とれて、うまくやれば賃貸経営の見込みもたつことが分かり、銀行さんに当たり、女房と2人の連名でマンション建設に踏み切る事にしました。

 でも今度は積水さんの決算期が1月末なので、それまでのサービス期間中に、手付け300万と契約印紙6万円を振り込み、(但し土地購入が未だ成されていないので、)土地購入までは白紙解約の停止条件付で良いから、建物請負契約を結んでくれれば、破格の値引き交渉にも応じるとのことで、停止条件付の建物請負契約書をつくり、1/27に306万を振り込み1/30に契約を締結しました。

土地は当社が仲介の場合には手数料が300万位発生するので、それを含めて500万の値引きを同伴されたご主人の後輩のK不動産鑑定士様を通じて交渉しOKを取り付けたし、手付け1000万円の運搬も気にされていたので、今まで当社が送金していた家主様の口座に前もって送金することにして2/4に今回の借り入れ銀行から送金し2/6に土地契約も無事済ませました。

 しかし、これまで土地も仕入れていないのに建物請負契約なんてとんでもないと言って来ましたが、今回は私自身がそれを破り、土地も契約する前の2/4に手付け金を相手口座に振り込み、翌翌日の2/6に土地売買契約を締結しましたが、無事に終わったのでよかったものの何処かでチョットでも食い違いがあればすべて無に帰すような乱暴な事をしてしましました。

 付き添いのK不動産鑑定士様からは理想の契約と言っていただきましたが、それは約束通りに事が進めば、売主が安心して出来る契約を意味し、私自身は内心ヒヤヒヤしながらも社員にも50年間禁止してきた事項を全て私が破ってやってしまい、よくよく考えてみるとNHKの朝ドラ「とと姉ちゃん」の様に、信用と、信頼関係があれば、契約条件も無関係になるし、チョットしたトラブルもお互いの話し合いで乗り越えられる自信も生まれ、穏やかな感情がながれる中で契約が出来るのだと、この取引で信頼関係の重さをつくづく感じました。そして作日は引渡の日でした。

 (株)市川不動産