8/31に新聞広告をみてDVDの小津安二郎全集を購入し９月になって暇を見つけては一本づつ見始め全部で９本セットでしたが、東京物語、麦秋、晩春、父ありき，嵐の中の雌鳥、一人息子、戸田家の姉妹、と見終わって、あとはお茶漬けの味、長屋の紳士録の２本のみとなりました。白黒時代のものなので、雨が降った感じで、あまり画質は感心しませんが、出演俳優は、笠智衆、原節子、東山千恵子、淡島千景、杉村春子、佐田啓二、岡田茉莉子、等々みんな一世を風靡した貫禄俳優ばかりで、安心して見ていられ、演技のうまさにほれぼれしました。
なんと言っても戦後だといういのに、言葉使いの丁寧さや、敬語の多いのにはビックリしました。そして昔はあれが普通だったのだと改めて思いました。昔修身を習って成人した人達は戦後乱れた社会になっても身に付いた仕草や目上を立てる尊敬の態度は今の若者には到底まねも出来ないと思いました。そして最近は日本語の使い方が乱れてきているのがよく分かりました。久久振りに心の和む思いでした。小津監督に感謝！感謝！
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