埼玉のおじいちゃん社長不動産コンサル奮闘記

賃貸、売買、格安、不動産に関する最近物件情報や川口、蕨、戸田市を中心に物件情報の提供

胃ろうを考える

2012-09-11 14:39:14 | Weblog

去る6/14の週間新潮で作家・渡辺部惇一連載399の「あとの祭り」で「胃ろうを考える」と言う記事があり「数年前までは大きな病院へ行くと、意識が無くて睡り続けている患者さんに腕や肢の静脈などから点滴で、栄養分を送っていた。これは有効ではあったが、血管が詰まったり、順調に流れず、問題になることが多かった。加えて、血管から送るのでは、栄養分が不足がちになり、完全に体調を管理するのも難しくなってくる。そこで新しく開発されたのが、胃ろうである。これなら、管で直接、胃に注入するのだから、かなりの流動食まで随時、送り込むことができる。中略もちろん、これも医学上の大きな進歩だが、言い換えれば、それを受けている患者さんが、容易に無くなることもなくなった。問題は、ここから生じてきたことだけど。中略、寝たきりとはいえ、入院しているのだから、当然、それなりの治療費はかかる。それをいつまで続けられるのか。中略、かって、点滴が主流だった頃は、徐々に体力が弱り、一、二年から、長くもっても三、四年で亡くなるの一般的だった。中略、医学の進歩は素晴らしいが、その裏には、過酷で非常な面も秘められている。と言うものでしたが、胃ろうを受けた老人が、延々と生き延び、治療費だけがかさんで行く、現代医学の問題は先日もNHKで取り上げられたそうですが、9/3のNHK朝のニュースでも又この問題が取り上げられていました。いずれにしてもこのままでは医療費の膨張が国民医療保険制度を破壊し、社会保障制度そのものまで崩壊するのは目に見えているはずです。そこで私はあえて言いたいのですが、この病気でもう助かる見込みのない老人が入院すれば、過剰医療は止めて、麻酔などを使って、まず痛みだけは取ってあげ、自然死を希望している私の様な患者には、その時食べたいものは、病気に良くないものでも与えてもらい、なるべく意識のある内に親類縁者と総べて会い、あとは睡眠薬で睡らせてもらって、その先はだんだん眠りを深くして、やがて永眠につながる様にしてもらいたいと思います。

 (株)市川不動産