埼玉のおじいちゃん社長不動産コンサル奮闘記

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高い年金

2009-12-23 15:40:03 | Weblog
去る11/20の朝日新聞で、日航の企業年金は予め給付額が決められた確定給付型で今の長期金利の約3倍の年4.5%の給付利回りを約束したが、運用が難しく約3千億円の積立不足となり、2009年3月期も585億円穴埋めしている。そのため給付金利を1.5%程度に引き下げる必要が有るとしたが、年金給付引き下げは、確定給付企業年金法に基づき現役、退職者それぞれの3分の2以上の賛同が必要で、約30年勤務し、退職金の半分を年金に拠出した有る退職者の場合、10年間は月約27万円が支払われるとう、これに国民年金・厚生年金が20万円以上あり、50万円程度になるのだそうである。そもそも賃金の後払いである年金を減額するのは、指摘財産権の侵害になるとの見方も根強い。対象となる退職は約9千人。一部は強制減額があれば訴訟を辞さないとの姿勢をみせている。と報道されましたが、親方日の丸の体質は今も変わっていないようで、日航社員が反対したという公開映画を去る11/15に私も見たのですが、「沈まぬ太陽」では御巣鷹山での航空史上最大のジャンボ墜落事故を映画化したもので、官僚接待の裏金作りに金券ショップへ換金に行く広報部社員の姿など見るに堪えない光景が実にリアルに描かれており、日航は過去に何度も支援を受けたが、抜本的な再建は出来なかった原因の一つをかいま見た思いがしました。米国のデルタ、ユナイッテッド航空などは経営破綻して連邦破産法を申請した後再建した。とも報道されましたが、経営破綻しそうでも親方日の丸の気風が未だに残る日航、もし破綻すれば元も子も無くなるのに、この再建をどう仕切るかが、民主党の手腕の見せ所でもあると思いました。

(株)市川不動産