埼玉のおじいちゃん社長不動産コンサル奮闘記

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教育とスポーツのあり方をめぐって

2009-06-04 10:33:07 | Weblog
去る5/26午後1時半から戸田文化会館で(社)西川口法人会第28回の定時総会がありました。そして3時過ぎから約2時間、記念講演会が開催され、講師に早稲田大学前総長の奥島孝康先生が見えて、「教育とスポーツのあり方をめぐって」と題して話されましたが、とても素晴らしお話でした。自分は今70才で高野連の会長となった、四国宇和島東高の出身で文武両道の教育を受けてきた、自分が早大の総長になった時、早稲田は文武両道で有るべきだと相当改革した、それまでの野球部の監督は早大の卒業生が多く野球さえ出来れば勉強は出来なくても進級も卒業もさせてやる、あきれたことに大学の野球部は野球が強くなれば勉強は出来なくなっても仕方がないと言う風潮だった、監督もOBが俺はひまだから野球部の監督をやらせろと言った人が代わる代わるなっていたのだが、私が総長になってからそうした監督は全部追放し、運動部の監督は総長任命に変えた。それに引き替えイギリスやニュージーランドのラグビーは医者や法律家が沢山いるので一般大衆から尊敬されているのだ。と言う様にお話の全体がこうした調子でした。高校野球にはアマチュアリズムが必要で、現在のような拝金主義者の集まりでは駄目になる。人間の心を金で計るような人間ばかりが増えれば国が駄目になる。スポーツは自己犠牲の精神も鍛えるから素晴らしいのだ。そしてそこからフェアープレーの精神が育つのだ。高野連の会長としてそれを見るのが楽しい毎日だと締めくくり、激しい口調で一気にしゃべったと言う感じでしたが、最近の風潮を激しく批判し何か心を打たれるものがありました。聞けば今も川口の上青木から浦和の競馬場の柵に接した処に移り住んでいる庶民的なおじさんでした。

㈱市川不動産