埼玉のおじいちゃん社長不動産コンサル奮闘記

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芥川賞に中国人の楊氏

2008-07-18 17:46:15 | Weblog
7/16の朝日新聞や日経新聞によれば第139回芥川賞・直木賞の選考会が15日に東京・築地の新喜楽で開かれ、芥川賞に中国人の楊逸(よういー)(本名:劉荍(りゅうちょう))さん44才の「時が滲む朝」文学界6月号が選ばれ、直木賞には井上荒野氏47才の「切羽へ」新潮社刊が選ばれた。と報道されました。
楊さんはハルピンうまれで、22才で来日してから日本語を勉強し、お茶の水大学を卒業後、在日中国人向け新聞「中文導報」で秘書として働き中国語の詩やエツセーも発表していたそうで、母語が日本語以外の外国人としても初の受賞だそうです。昨年初めて日本語で書いた「ワンチャン」が文学界の新人賞を受け、日本人と結婚して2人の子供を育てながら中国語教師として働いているそうで、受賞作「時が滲む朝」は中国民主化運動の過去と現在を描いたもので、向学心に燃えた学生時代から、天安門事件、そして北京五輪前夜に至る青春と挫折を、中国や日本の詩、流行歌を交え描きだした。との事ですが、日本人でもなかなか取れない賞を母国語でもない中国人が見事射止めた事は素晴らしい事だと思うし、一度読んで見たいと思いました。日中間貿易で食品汚染問題が起こっている最中に、久しぶりに両国にとって明るいニュースが報道され嬉しく思いました。

(株)市川不動産