アバウトなつぶやき

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スイミー

2005年11月16日 | せいかつ
 「スイミー」というお話、ご存知でしょうか。

 小さな赤い魚の兄弟(群れ)がいるのですが、その中に1匹だけ黒い魚がいます。その魚の名がスイミー。
 ある日、マグロにその群れ全部が食べられてしまうのですが、スイミーだけが逃げ切ります。元気を失くしたスイミーでしたが、同じような仲間に会い、その仲間は同じ目にあわないようにとアイデアをめぐらします。
 結果、みんなで巨大な魚の形になってマグロを追い出します。その時、1匹だけ黒いスイミーは、その魚の目の役目をするのです。

 長男の通う小学校では月に一度の集会に、各学年が持ち回りで発表を行います。
 今日は2年生の発表の日。「スイミー」を劇調に、魚のお面を付けて朗読するのです。
 先週から「ボクがスイミーの役になった!」と長男が言うので「おっ?主役ですか?」とワタクシも楽しみに。
 よく聞くとセリフは同じ場所に立ったままで班ごとに朗読するとか。スイミー役になったのも、立ち位置がちょうどスイミーの目の位置(みんなで魚の群れの雰囲気が出るように並んでました)に来るからとの事。別に実力とかいうものじゃないんですよね。
 でも学校へ見学に行くと、顔見知りのお母さんからは「今日は長男くん、スイミーなんだってね!」と話しかけられます。「はぁ、そうみたい。」と答えるワタクシ。
 そしたら、わりと親しくしてるMさんと話してたら「長男くんがスイミーになったのって『絵が下手だったから』ってNちゃんが言ってた(笑)」って言われました。うむ、確かにヤツはおかしな絵を描くが?
 その後、Nママも来て「うちのNがさ~。『なんで長男くんがスイミーになったん?』って訊いたら『絵が下手だったから』って答えるんさ~。でさ、それってアンタの主観なの?それとも先生が『長男くんは絵が下手だからスイミーだ』って言ったん?って話してたのさ~。」
 一同爆笑。先生、そんな人でなし発言はせんだろう。しかし不憫やのう、長男。Nちゃんはそう思ったみたいだぞ。
 発表の時にお面を見たら、長男、明らかに先生が作ったと思われる立派な黒い魚のお面を付けてました。
 で、帰り際には本人が授業中に作った赤い魚のお面も持ち帰ってきました。それ見た感想→なんと人相(?)の悪い魚じゃ…。アンタそりゃ、Nちゃんに誤解されてもしゃーないぞ。