アバウトなつぶやき

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「だまし絵Ⅱ」展

2015年01月29日 | かんしょう
 今日は名古屋市美術館で開催中の「だまし絵Ⅱ」展に行ってきました。
 以前にもだまし絵展を開催しているので今回は「Ⅱ」らしい。
 今日は地元のお友達と一緒でした。
 一緒に地区委員をやったおかげで仲良くなったんですよね。こーゆーこともあるから、役員を引き受けるのもそう悪くありません。


絵画表現は色んな工夫や表現がありました。
絵画で気になったのは「円筒アナモルフォーズ」というゆがんだ絵の中心に設置してある円筒状の鏡鏡をのぞき込むと肖像が現れる作品、安定のエッシャー、ダリ、マグリットなどの作品、それからヤーコブ・アガムという作家のアクリル板を利用して角度によって絵が変化するシリーズ、組み立てボードを遠近法と逆の形状の立体的に配して画面が追ってくるように見える作品と言ったところでしょうか。
前回のだまし絵展は観ていないのでちゃんとした比較は出来ませんが、絵画は前回の展覧会でかなりたくさん紹介されたと想像します。前述のエッシャー作品を含め目にしたことのある作品が相当数あったので、今回の絵画は王道を含めて一通りの技法を紹介する仕立てだったのだと思います。



絵画とは逆に、立体作品は初めて観る驚きを感じるものがたくさんありました。
実際、制作年が2014年のものも多くあったのでこの展覧会に合わせて制作されたのではないでしょうか。
だまし「絵」と謳ってはいるけれど視覚を惑わせるもの全般が紹介されており、絵にとどまらない作品が溢れているのです。
(この数年で発表された)現代作品の中で気に入ったのは「木の鏡」。ダニエル・ローズィンという作家さんの作品で、パネル状に並べた木のブロックがこちらの動きに合わせて動きます。
また、ラリー・ケイガンという作家さんの作品は針金形状の鋼材なのに光を当てるとその影が色んな形状が浮かび上がります。そのシルエットがすごく良い!ただ意外な形状に驚くというだけでなく、とてもスタイリッシュ。
福田繁雄氏の作品は30年前の作品なのにやっぱりカッコイイしトニー・アウズラー氏の作品はファイバー製のカエルに顔が投影されるんだけどそのインパクトがすごい。いやぁ、金沢21世紀美術館へ行きたくなります。

他にも映像作品が気になりました。
特にハンス・オプ・デ・ベーク氏「ステージング・サイレンス(2)」は、模型を実物っぽく見せる視覚トリックでありながら描かれる風景にストーリーを感じさせるインスタレーションになっていました。常設展示室の前なのでうっかり素通りするところでしたが観て良かった…。

全体的に、素直に発見や驚きのある作品が多いので子どもが行っても十分楽しめます。と言うか、子どもの美術館デビューにぴったりの展覧会だと思います。

2014.3.22(土)までなので、春休みを待ってたら終わっちゃうのがツライところ。冬のお出かけに美術館、悪くないですよ。

さて、美術館を出てからランチしよって事で、近くのイタリアンレストランPIZZERIA TRATTORIA PIACERE MIOに入りました。美味しいしおしゃれだった♪
運転したからって事でおごってもらっちゃった Mさんありがとう、ごちそうさまでした。