アバウトなつぶやき

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蕭白ショック!! 曾我蕭白と京の画家たち 展

2012年06月11日 | かんしょう
 先週、めずらしく会期早々の展覧会へ行ってきました。もちろん、しろうたと一緒。

 今年は三重県美術館の開館30周年に当たるらしいのですが、その晴れがましい記念展覧会が今回の「蕭白ショック!!曾我蕭白と京の画家たち」です。


 近年、伊藤若冲や円山応挙の人気が高いですよね。
 もともと人気が高い画家だとは思いますが、メディアでの取り上げが大きいのか目にする機会がうなぎのぼり的に増えている気がします。
 江戸時代中期の作品は尾形光琳をはじめ華々しいものが多く、目を楽しませるのに最適だと思います。
 歴史の持つ重みも相まって、美術的な価値だけでなく博物的な価値も含んでいて「お宝!」という感じがしてきます。

 「奇想の画家」と言えば前述の伊藤若冲が有名ですが、曾我蕭白もそのひとり。

 蕭白は私にとって、三重県美術館で見かけてはなんとはなしに気になっていた画家でした。
 印象的な力強さがあって、企画展を観に行った後に立ち寄る常設展でつい足を止めてしまうというような。
 今回の蕭白展は巡回していて、他でも好評を博しているようです。
 三重県がたくさん持ってるとは意識してませんでしたが、襖絵なんかの大物がずらり。修復後初の展示という作品もたくさん出ています。

 しかしそんな恵まれた地元民でありながら、再三申しております通りワタクシのストライクゾーンは近代ですので、近世にはあまりのめり込んでなかったのです。すみません、何も語れません。(他の画家でも語れないけど)

 でも、少し前に観た若冲と言い、今回の蕭白と言い、ダイナミックだしのびのびしてて観るとすっげー晴々とした楽しい気分になります!!



 鷹だの蝦蟇(がま)だの、動物がたまらん…。

 展覧会も企画の方が若いのか? とても斬新な表現の解説を何点か見かけました。
 「換骨奪胎」の部分が広く取り上げられており、展示内容も同じテーマを描いた京の画家たちとの比較があるなど、分かりやすい構成になっていました。

※換骨奪胎(かんこつだったい)…古人の詩文の表現や発想などを基にしながら、これに創意を加えて、自分独自の作品とすること。他人の詩文、また表現や着想などをうまく取り入れて自分のものを作り出すこと。骨を取り換え胎盤を奪い取って、自分のものとする意から。▽もと、「換骨」は凡骨を取り去って仙骨に取り替える、「奪胎」は胎盤を奪い生まれ変わらせる意で、修練をして根本から仙人に生まれ変わることをいう道家の語。転じて、詩文の創作法として「換骨」は、古人の詩文の意味を変えないで字句を変えること。「奪胎」は古人の詩文の内容・主意を取って作りかえること。今では、他人の作品の一部を作りかえて、新しいもののように見せかける意に用いられることもある。「奪胎換骨だったいかんこつ」ともいい、「奪」は「脱」とも書く。「骨ほねを換かえ胎たいを奪うばう」と訓読する。(goo辞書より) 


 リーフレット読むまで、こんな四字熟語知らねぇって感じでしたが(^_^;)
 確かに、アレンジとかリメイクとかよりは実がある言葉です。

 とにかく、とても楽しくて古典でありながら開放的な気分になれる展覧会でした。


 会期はまだあと1ヵ月あります!有名どころだから話題性もバッチリです!

  行かなきゃもったいないですよ~。

ジャムンチョ

2012年06月09日 | たべもの
子どもの頃に好きだったアイス「ジャムンチョ」がコンビニで売られてました。


買わずにいられようか…。


中はこんな感じ。
バニラ部分はアイスミルク、いちごソースもいい具合の酸味なんだけど、昔からこんなに美味しかったっけ?
再現ってことなので改良されてるかも。
この調子でミスドのストロベリーも復刻して欲しいな。