アバウトなつぶやき

i-boshiのサイト:「アバウトな暮らし」日記ページです

白泉社の原画展3つ

2017年08月06日 | かんしょう
もう終わってしまったのも含め、7月末~8月は目当てのマンガ原画展が目白押しでした。
とりあえず私のストライクゾーンである白泉社関連の原画展3つを制覇。

1.羽海野チカの世界展(マツザカヤホール 7/21~8/3)


2.LaLa40周年記念 原画展(名鉄百貨店 7/27~8/8)

【全出展作家一覧】
青池保子・竹宮惠子・美内すずえ・大島弓子・木原敏江・萩尾望都・山岸凉子・和田慎二・三原順・坂田靖子・成田美名子・かわみなみ・星崎真紀・ひかわきょうこ・樹なつみ・玖保キリコ・なかじ有紀・わかつきめぐみ・安孫子三和・清水玲子・岡野史佳・桑田乃梨子・杜真琴・六本木綾・森生まさみ・橘裕・麻生みこと・柳原望・津田雅美・宇野亜由美・筑波さくら・樋野まつり・平井摩利・マツモトトモ・渡辺祥智・にざかな・田中メカ・槻宮杏・緑川ゆき・呉由姫・葉鳥ビスコ・川瀬夏菜・草川為・天乃忍・小椋アカネ・時計野はり・林みかせ・あきづき空太・萩尾彬・唐沢千晶・斎藤けん・響ワタル・仲野えみこ・ふじつか雪・藤原ヒロ・藤方まゆ・辻田りり子・弓きいろ・可歌まと・石原ケイコ・池ジュン子・夢木みつる・晴海ひつじ

3.山岸涼子展「光-てらす」-メタモルフォーゼの世界-(5/27~9/3)


ホント、どれも行って良かった~!

羽海野センセのあの淡い雰囲気はブルーが巧みに使われてることに得心したし、山岸先生の画業と新ジャンルを開拓していく才能には脱帽です(マジ天才)。
そして青春時代、自分を作ったと言っても過言ではない時期に触れてきたLaLaの原画展!
いやぁ、素晴らしかった。

創刊から数冊目までは読んでなかったけれど、その後、数年前に完全にティーン向けに切り変わるまで読み続けた雑誌です。40年のうち30年ほどは手に取ってるはず。
だから懐かしさはもちろんなんだけど、それよりもカラー原画の世界観がしっかりしていることに改めて感心しました。
他所の雑誌社の少女マンガとは完全に別物で、昭和の白泉社のカラー原画はイラストや絵画として成立するクオリティです。
今の漫画家さんは生まれたときからデッサン力の高い漫画に触れている上、CGが普及したことによって上手な絵を描く人は数え切れないほどいます。
しかし、やり直しのきかない手描き原稿の時代にあれほど美しく、そしてまたあれほど緻密な絵を描いていたのだから驚愕ものです。特に成田先生の書き込みはすごかった。
他に印象が強かったのは、清水先生は世界観がしっかりしてて確実に絵として成立するなぁと思ったのと、葉鳥先生の絵はほとんどデジタルだろうと思ってたら「え、これ手描きじゃん(@_@;)」ってのが何点もあって驚きでした。
あと、若手作家の夢木センセが手書き原稿だったのが年寄りにはちょっと嬉しかった。
それにしても楽しかったわぁ。ただ、和田先生のコメント色紙が無いことは悲しかった。(改めて「ガラスの仮面」が未完になってしまわぬよう祈ってしまった)

と、原画展をかなり楽しんだおかげで比較対象の 某「芸術」展覧会で思うことがあったりする。。。
その件については次の記事で。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (earth)
2017-08-25 09:29:57
わたくしももちろん全部行きました!
どれも素晴らしかったですよね〜(´∀`)

山岸先生のは東京のよりもずっっと間近で天才の御技をこの目で見ることができて本当に京都の展示あってよかったですよ。中期で、特に「日出処の天子」のカラー原画が未発表のがいくつか追加になっててまたうれしかったです。

LaLa原画展は、土曜の朝一番で行ったのですがローカルテレビの生中継が入っていたので、そのリハーサルをなんどもやるのでうざこかった〜。本番始まる前に退散しなきゃってことで、わたくしが読んでた範囲内の原画と色紙しか見なかったので、半分ぐらいはみてないかも。
成田先生の「エイリアン通り」時代のカラーはもう手が込みすぎて、これを月刊連載で特典ポスターとか雑誌表紙とかバンバン描いてたんだーと目が点でした。
清水先生の「輝夜姫」の晶の絵、あんなに大きなサイズだったんですね。「漫勉」で作業の様子を見たので、あの執念深さ(ほめことば)を思い出して驚愕です。
樹なつみ先生はストーリーは本当にすごいんだけど、カラーはあんまりだな、とか(失礼)、ひかわきょうこ先生のカラーを見られる機会ててほぼないので、しっかり見てきました。「千津美と藤臣くん」シリーズのころから作風ほとんど変わってないけど、ほんわかしてていいですよね。
和田先生の色紙がないのは仕方ないですね(・_・、)
原画が展示されてただけでも驚きです。秋田書店から大判で復刻シリーズがでているので、先日「亜里沙とマリア」を購入しました。文庫でしか持ってなかった「銀色の髪の亜里沙」が二色カラーページ込みで収録されてて良かったです。
全作品復刻してくれないかなーと熱望中です。
返信する
★earthさん (i-boshi)
2017-08-27 02:25:50
わ、コメントありがとうございます。

ですよね~♪
どれも素晴らしくて感激しました。
普段、マンガミュージアムの催しチェックをしてないので、earthさん情報に感謝してます。いつもありがとうございます!

原画展の「カラーはあんまり」は、樹センセは印刷から感じる雰囲気は越えてなかったのでともかくなんですが、緑川センセがなかなか大胆な保管の仕方だったようで、ポリシーすら感じましたけど、見ました?
夏目友人帳とか、本で見るカラーの雰囲気は淡くて良い感じなので、印刷って悪いばかりじゃないんだなぁと認識を改めました(笑)
そして和田先生。。。
復刻シリーズ出てるんですね。友人は和田マニアでほぼ持ってるので「借りりゃいいや」ってことで私は手放したままなんですけど、また読みたくなったら考えます!

earthさんの時はテレビ局が入ってたんですね。
時々、私もニュースかなんかで遭遇しますがそんな何度もリハーサルするようなちゃんとしたのはないです。
確かに邪魔くさいですよね、ああいうの。「コメント求められたらどうしよう」という小さなプレッシャーもあったりして^ ^;

ところで夏休みのマンガミュージアム、パスポート持ってるらしい親子と入口で一緒になったところ、マンガの壁の前で散るのを見て「うちも近所だったらああなったな」と思いました。
所蔵に新刊がもっと増えたら良いのにって思いますが、マン喫代わりになるのは不本意なんでしょうかねぇ。
返信する

コメントを投稿