昨年、銀婚式を迎えた姉夫婦。
それを名目に、姉が興味で「やってみたい!」と言っていた「平安婚礼体験」なるものを申し込み、昨日、その式がとり行われました。
ワタクシの友人はそういうの大好きなのが多いので姉に言ったら、連れておいでと言ってくれたので、shioちゃんとシロウタも連れて行って来ました。
この「平安婚礼体験」なるものは何か。
三重県には伊勢神宮があるわけですが、古代からその巫女にあたる斎宮(斎王)は、天皇の縁者が都から派遣されていました。(詳しくはコチラ→
斎宮)
斎宮(さいぐう、さいくうまたはいつきのみや、いわいのみや)は、そのための御所であり、現在はその跡地付近が保存されています。
位置関係で言うと、伊勢神宮が伊勢市にあり、斎宮はその隣町の多紀郡明和町にあります。
その歴史を知る施設のひとつに「
いつきのみや歴史体験館」があります。
そこで年3回行われるイベントとして「平安婚礼体験」があるのです。
申し込みが多いと抽選だそうですが、無料ではありません。料金は78,000円~だから…オプション入れると約10万円かな(ーー;) 私なら考えられん…。
体験館を入って奥のスペースに壇を作ってもらい、そこでお披露目です。
本来、平安時代は通い婚なので現代のように並んで座る形態にはならないそうで、あくまでもこれはイメージだとか。
式の途中はその時代の説明をしてくれます。
我々は用意された座席に座っていたのですが、うちの父の隣になぜか「浅沓」と呼ばれる履物が置いてあり「あれ何であんなところにあるだろう?」と思っていたら、「婿の足が遠退かないように」姫の父が沓を抱いて寝るという意味に沿ってのものだったようです。
三日間通った後で「露顕(露見)(ところあらわし)」となり、その時に初めて婿と花嫁の父は対面します。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0a/56/505cab34d294a8732f95f275f31039b5.png)
これはその時に食べる三日夜の餅。
婿殿は餅3つを丸呑みするらしいのですが、その辺は危ないので真似だけで。
その後、姫も餅を頂きます。数はいくつでも良いらしいです。
その後、参列者はノンアルコールの甘酒を頂き、体験館スタッフが写真を撮ってくれて式は終わりとなりました。
式の後、「古代米を使った食事もある」と聞いていて、固い黒米の飯や干物やおひたし、なんてのを想像していたのですが、出てきたのはごはんの中に黒米を混ぜたって言うだけの現代食でした。
おかげでとっても美味しかったです♪
本当に面白い体験でした。
おねーちゃん、ありがとう!!!