アバウトなつぶやき

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天然うなぎ

2012年04月07日 | たべもの
次男が近所の川でうなぎを捕まえてきました。

とはいえ、実際に獲ったのは一緒にいた6年生。次男は第一発見者というだけなんだけど「オレ、前に80cmの捕まえて食ったし見つけたんオレっちゃうで食べたらええやん」と6年生が言うのでもらっちゃいました。

近所には2本の川があり、一本はごみ処理場の近くなのでとても食用にする気にゃなりませんが、捕まえた川はホタルやカワセミのいる比較的きれいな川。清流とは言えませんが、中国の養殖場よりは安全な水のはず。
誰しもが「天然は美味しいぞ~」というので嬉しいです。
魚屋さんへ持っていけば捌いてくれるとは思いましたが、今回は自分で調理するのに挑戦しました。

まず、うなぎは動かないよう頭を目打ちなどで押さえなきゃいけません。
専用のまな板はないので、少年マガジン3冊で代用です。


仮死状態にしないと動きまわるとのことだったので、冷凍庫に1時間入れました。1時間ならゴチゴチにはなりませんね。
 
長さを測ったら、75cm弱ありました。
「ごめん!」と一言、頭をぐさりと目打ちで押さえて首のところから背開きにしますが、万能包丁ではものすごくやりづらい。

そこで使ったのがこのナイフ。

私の持ってるすべての刃物の中で一番高価なのに一番使う機会がないという可哀想なナイフは服部刃物の Hattori#3718。
独身時代、野山を駈けまわってた時に「外で使えるナイフが欲しい!」と黒檀ハンドルとブレードのフォルムが気に入って手に入れておきながら、屋内に閉じこもりがちの昨今は出番がないという憂き目にあっております。
しかしやっぱり良く切れるわぁ~。夕飯の調理には不向きだけど、力のいる時にはこのくらいの厚さが要るね!しかも小さいからうなぎにはぴったし。

ナイフが良くても腕が悪けりゃ仕方ない。

骨にたくさん身が残りましたが、なんとか捌くことが出来ました。

それを翌日、七輪と竹炭で焼いて…


こんな感じになりました♪


骨をうまく外せなかったので身が薄くなったかと思いきや、身はぷりっぷりの肉厚!
生の時は串を刺すのに苦労したので皮は厚いかと思いきや、皮はまったく気にならない薄さでパリッとしてました。
次男が「うめーっ!」って言って喜んで食べてくれました。
私も初めの一切れは「うん!美味しい!」って食べたのですが、なにせ脂が予想以上にのってまして。二切れ目を食べたら「ちょっとくどいか?」と思ったのが正直なところです。(トシだろうか、やっぱり…)
蒸してからだと脂が落ちるのかもね。

あ、骨も低温で15分位揚げて骨せんべいにして頂きました。
とにかく、うなぎの持ち味は十分に堪能でき美味しかったっす。ごちそうさまでした♪