島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

深江町神社迷宮エピローグ

2019-02-16 14:05:30 | Weblog
さて、今日の探索はここまでだ。
そろそろ車まで戻らなければ、帰りは真っ暗になる。
しかし、来た道をそのまま戻ったんではつまらない。
最初に下った分、登らないといけないし。
そう言えば、さっきから末宝神社に至る道には「内野湧水迂回路」の看板が立っていた。
もしかしてここは内野湧水の近くなのか?
(内野湧水には過去に来た経験あり。2013年7月1日記事
そう思い、看板の誘導する先へ歩いて行ってみた。

あ、ここは知っている!
この道を左に曲がれば内野湧水に行く道だ。
と言う事は、ここを右に曲がって直進すれば池平龍照寺前(※)に出る!(※島鉄のバス停名)
やった!車を置いた運動場の近くに出れるじゃん!w

工事中!?
歩行者もダメ?
世の中そんなに甘くなかった。
結局来た道を戻りました。
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深江町神社迷宮その2(末宝神社)

2019-02-16 12:55:17 | 寺社・仏閣
引き寄せられるように運良く「田中神社」を見つける事ができた。
次に目指すのは、小林小学校を越えた先にある「末宝神社」だ。(“まっぽう”と読むのだろうか?)
郷土誌に読みは書いていない、おまけに一行の解説文だ。
「古江名末宝にある。大山咋命(おおやまくいのみこと)を祭る。」
何も分からないが、まあいいや。
ずんずん歩いていると、丁度小学生の帰宅時間と重なってしまった。
見慣れぬ大人に好奇の視線が注がれる。w(ああ〜恥ずぃ〜)

おや、アレじゃないか?(赤丸の中に社が見える。)
はやる気持ちを抑えつつ、ぐるりと迂回して社に近づく。(表紙写真)
地図とGPSから「末宝神社」に間違いないのだが・・・、

イノシシ避けの柵が設置されていて近くまで行けない。
よく観察すると社まで行く別のルート(青矢印)が続いているようだ。

どうやら川沿いに上流に向っている。
これは上流側から入って行けるのではないか?
これまたぐるりと迂回して川の上流に向う。

ええっと、あの道がこっちに繋がって・・・、

OUT〜!
結局柵に阻まれてしまった。
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深江町神社迷宮その1(田中神社)

2019-02-15 13:10:44 | 寺社・仏閣
今回、スタート地点に選んだのは「深江運動場」です。(南島原市深江町戊3987番地76)
深江町の市街地から外れた場所で、車を置いて行ける場所を他に知らなかったのですが、実際他に車を停められる場所はありませんでした。
そこから事前に調べた地図とGPSを頼りに進んで行きます。
最初に探すのは「田中神社」です。
郷土誌には「四面宮ともいう。」と書かれてあり、住所表記は「田中名板首」になっています。
運動場からはフカエソーイング(会社)やヨネマルオート(自動車整備工場)と看板が出ている、国道からは海側へ下った方向に板首地区があるようです。

目印となる平成新山との位置関係は上のようになります。
この道を下ってきたのですが、どうにも写真の左側、下って来る私にとっては右側の森が気になります。

「立派な森林だな。社叢と言ってもいいんじゃないか?」
と思いながら進んでいると、右に入って行ける道を見つけました。

時間的な余裕はなかったのですが、気になってちょっと寄り道することにしました。

すると、道の先に鳥居のような物が見えてきました。
(表紙写真)
ああ、間違いない。
神額に「四面宮」って書いてある。

「祭神は、豊日別命(トヨヒワケノミコト)、向日別命(ムカヒワケノミコト)、速日別命(ハヤヒワケノミコト)豊久士比泥別命(トヨクジヒネワケノミコト)。 祭典は九月二十二日、奉納相撲が行われていた。 弘治二年(1556年)九月二十二日の創建。 四面宮は温泉神社のことで、その末社である。」
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深江町神社迷宮プロローグ

2019-02-15 13:06:14 | 寺社・仏閣
「もう14時過ぎだぞ。」
昨日、深江町の神社を探しに行った私の最初の一言です。
出掛け始めにしては遅い時間だが、これにはワケがある。
勤務はお休みで、病院に先日の検査結果と今後の治療日程を聞きに行かなければならなかった。
しかし、予約の取れた時間はお昼の11時で、それまではのんびりと休日を楽しんでいられた。
予約の時間にはすでに病院内で受付も済ませていたのだが、案の定お呼びはかからない。
そんな待ち時間の間に他の患者の話が聞こえてきた。
「木曜は人の多かね〜、だけん9時とか10時に予約の入っとっても俺(おい)は11時にくっ(来)とさ〜。」
そんな人間がいるからこっちにとばっちりのくっとやろが!
おいがどんだけ待たされとっと思っとっとや!!
コホン、失礼。
結局なんやかやで全て終わったのが午後1時前。
それから島原に昼飯と買い出しに行かなければならなかったので、深江町のスタート地点に戻ってきたのが14時過ぎだったという事です。
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古江(名)神社

2019-02-13 13:08:22 | 寺社・仏閣
南島原市深江町にある「古江(名)神社」に行ってきました。
と言っても、知ってる人や分かる人は限られているでしょう。w
深江町の中心街からは外れた、ド・マイナーな神社でしょうから。
(そんな事を言っては地元の人に失礼か。)
私も古い「深江町郷土誌」を調べていなければ、一生訪れる事はなかったでしょう。
探すのも苦労しました。
なにせ昭和四十六年発行の郷土誌ですから、今と住所表記が違います。
古い表記だと「深江町古江名字出ノ川」となっています。
「古江」や「名」、「字」といった住所表記が現在行われておりません。
手掛かりとなったのは「出ノ川」、川の名前から調べて行きました。
ちなみに現在の住所表記は、「南島原市深江町甲1226」です。
プラス「古江名神社」で検索して頂くとネット上ではヒットします。
さて、郷土誌から神社の解説をしますと、
「豊受姫命(とようけひめのみこと)が祭神です。
俗に毘沙門天という。(確かに鳥居の神額には「毘沙門天」と書かれています。)
夜に相撲が行われていた。
眼病の神として町外からの参拝者も多い。(自分も一昨年、眼の手術をしたので参っておきました。)
正保元年(1644年)九月三日の創立である。」
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霧氷じゃなく樹氷

2019-02-12 13:06:38 | Weblog
昨日の尾を引きつつ、放射冷却も相まって今朝の気温は−2℃と冷え込みました。
残念ながら矢岳の稜線を染めた白いものは一晩のうちに落ちたみたいです。
代わって朝から仁田峠循環道路が通行可能になっていたので、妙見岳に撮影に行ってきました。
循環道路に入る際、係の方から「滑りやすくなっているので気をつけて下さい。」とお声がけを頂きました。
なるほど、日陰などの一部ですが、昨晩再び凍った部分などもありましたので、通行には十分ご注意下さい。
表紙写真は雲仙ロープウェイさんの妙見岳駅舎で撮影したものです。

普賢岳は積雪しています。
昨日あまり天気は良くなかったものの、祝日と言う事もあって登山のお客様は多かったようです。
妙見神社まで歩きましたが、登山道が圧雪アイスバーン状態になっていました。
普賢岳まで登山される方はアイゼンが必要です。

今回は霧氷じゃなく樹氷が見られました。
霧氷は空気中の水分が枝などに凍り付いたものですが、今回のは明らかに雪が枝に付着したものです。
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この冬の冷え込みも最後かな〜

2019-02-11 13:10:59 | Weblog
東北・関東の天気予報では「この冬最強の寒波が来る」と戦々恐々としていました。
九州にも少しは影響が出るかもと身構えていましたが、それ程でもありませんでした。
温泉街よりも上の仁田峠、普賢岳では雪が降ったみたいですが、雲仙は雨でした。
表紙の写真は矢岳を撮影したものですが、山頂付近の稜線が白くなっています。

朝から仁田峠循環道路は積雪のため通行止めになっていましたが、お昼前に除雪作業を終え、通行可能になりました。
この冬の冷え込みもこれで最後かな〜。
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新しくなった諌早駅駅舎

2019-02-10 13:19:21 | 雑談・その他
昨日、休みの日に小長井町のオガタマノキを見に行った話を書きましたが、せっかく諌早まで行くのに、それだけでは勿体ないから、オガタマノキを見に行く前に新しくなった諌早駅の駅舎を見に行く事にしました。
これも数日前のニュースか新聞で見て、「寄ってみよう」と思ったところです。
表紙の写真は駅前の歩道橋から撮影したものです。
新しい建物ってのは良いですね〜。w
特に電車に乗るわけでもないのに中まで拝見しました。

駅舎は3階建てで、各階はエスカレーターで乗降できます。
写真は3階です。
思ったよりも何もありません。
みどりの窓口とミスドとコンビニくらい?
どちらかと言えば、駅の西口と東口を繋ぐ連絡橋の役割を果たしているらしい。
昔の諌早駅は地下道を通って行き来していたのだが、地下道は廃止になって、この3階を経由しなければならない。
う〜ん、どうなんだろう?
上り下りはエスカレーターがあってお年寄りにも優しいが、イチイチ3階まで登らないといけないのは?
お店が無くてごちゃごちゃしてないのは好感が持てるし、分かりやすい。
表紙写真の左側に映っている工事中の建物が駅ビルになるらしい。
賑わうのは駅ビルが出来てからか。
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小長井町のオガタマノキからの帰り

2019-02-09 14:16:12 | Weblog
文章には出ませんが、日本一のオガタマノキに出会え、実は結構感動してたりしました。
その証拠に、ベタベタと樹皮を素手で触った報いか、ヤニで手の平がベタベタします。w
それはさておき、「〜への道」で来た道は偶然の産物だったので、帰りはきちんとした道を知らなければなりません。
ところが、この道も細かった。
普通車以上の大きさだったら離合もできない細い川沿いの道を下る羽目に陥りました。
なんとか無事に国道まで辿り着きましたが、観察会で訪れる方達はどういった交通手段を使うつもりだろう?
出口は最初に見つけた「オガタマノキ」の看板でした。
それから諌早湾の干拓堤防道路を通って島原半島に帰ってきました。
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小長井町のオガタマノキ

2019-02-09 14:04:12 | 植物
 昭和26年、国の天然記念物に指定されています。
 オガタマノキはモクレン科オガタマノキ属の常緑高木で、本州の房総半島(千葉県)以西から四国・九州及び沖縄地方の山地に自生している暖地性の樹木です。
 オガタマノキは大きなものは樹高15m、径80cmにも達すると言われていますが、小長井町のオガタマノキはそれよりはるかに大きく、樹高20m、幹周り9.1mを誇り、樹齢は1000年以上と考えられ、オガタマノキでは日本一の巨木と言われています。
 葉は互生して、長さ5〜12cm、幅2〜4cmの長楕円形で先端がやや細くなっています。厚い角質で、表面は濃い緑色で光沢があり、裏面は白色を帯び2cm程の葉柄をもっています。

 早春(2月下旬〜3月上旬ごろ)になると、直径3cmほどの黄白色で中央がやや赤みを帯びたガクと、花びらが6枚ずつの花を咲かせ、わずかに香りを放ちます。(とあったので臭いましたが、分かりませんでした。) 秋にはごつごつとした形の殻をもった果実が球果状に結実し、果実の裂けた部分からは赤い種子がのぞきます。この頃これを振るとシャラシャラと音がするので、神楽の舞いに使われる鈴の源は、この実ではないかという説もあります。
 「オガタマ」という名前は、招霊(おぎたま)が転訛したものといわれ、神前に供えて神を招くというので、神社などによく植栽されます。現在、神事にはツバキ科のサカキ(榊)またはヒサカキが使われますが、昔サカキとして用いられたのはこの木であったと言われます。

 また材質は緻密で美しい木肌であるため、建築材や家具材として重宝されてきました。この木も昔から何回も切られており、今はその切り口から伸びた枝が四方に広がって、今の親しみのある雄大な姿を見せています。更にエノキ、ムクノキなど6,7種ほどの樹が着生して、あたかも1本の木に色々な木の葉が混じっているように見えます。
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