島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

小長井町のオガタマノキからの帰り

2019-02-09 14:16:12 | Weblog
文章には出ませんが、日本一のオガタマノキに出会え、実は結構感動してたりしました。
その証拠に、ベタベタと樹皮を素手で触った報いか、ヤニで手の平がベタベタします。w
それはさておき、「〜への道」で来た道は偶然の産物だったので、帰りはきちんとした道を知らなければなりません。
ところが、この道も細かった。
普通車以上の大きさだったら離合もできない細い川沿いの道を下る羽目に陥りました。
なんとか無事に国道まで辿り着きましたが、観察会で訪れる方達はどういった交通手段を使うつもりだろう?
出口は最初に見つけた「オガタマノキ」の看板でした。
それから諌早湾の干拓堤防道路を通って島原半島に帰ってきました。
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小長井町のオガタマノキ

2019-02-09 14:04:12 | 植物
 昭和26年、国の天然記念物に指定されています。
 オガタマノキはモクレン科オガタマノキ属の常緑高木で、本州の房総半島(千葉県)以西から四国・九州及び沖縄地方の山地に自生している暖地性の樹木です。
 オガタマノキは大きなものは樹高15m、径80cmにも達すると言われていますが、小長井町のオガタマノキはそれよりはるかに大きく、樹高20m、幹周り9.1mを誇り、樹齢は1000年以上と考えられ、オガタマノキでは日本一の巨木と言われています。
 葉は互生して、長さ5〜12cm、幅2〜4cmの長楕円形で先端がやや細くなっています。厚い角質で、表面は濃い緑色で光沢があり、裏面は白色を帯び2cm程の葉柄をもっています。

 早春(2月下旬〜3月上旬ごろ)になると、直径3cmほどの黄白色で中央がやや赤みを帯びたガクと、花びらが6枚ずつの花を咲かせ、わずかに香りを放ちます。(とあったので臭いましたが、分かりませんでした。) 秋にはごつごつとした形の殻をもった果実が球果状に結実し、果実の裂けた部分からは赤い種子がのぞきます。この頃これを振るとシャラシャラと音がするので、神楽の舞いに使われる鈴の源は、この実ではないかという説もあります。
 「オガタマ」という名前は、招霊(おぎたま)が転訛したものといわれ、神前に供えて神を招くというので、神社などによく植栽されます。現在、神事にはツバキ科のサカキ(榊)またはヒサカキが使われますが、昔サカキとして用いられたのはこの木であったと言われます。

 また材質は緻密で美しい木肌であるため、建築材や家具材として重宝されてきました。この木も昔から何回も切られており、今はその切り口から伸びた枝が四方に広がって、今の親しみのある雄大な姿を見せています。更にエノキ、ムクノキなど6,7種ほどの樹が着生して、あたかも1本の木に色々な木の葉が混じっているように見えます。
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小長井町のオガタマノキへの道

2019-02-09 13:03:43 | Weblog
情報が古くならないうちに掲載しておきます。
数日前の新聞に「小長井町のオガタマノキ」を見に行く観察会の募集が載っていました。
昨年11月3日に掲載した「未知(の植物)との遭遇」の記事を覚えておいででしょうか?
その時に一緒に調べていたのですが、諫早市の小長井町には日本一のオガタマノキがあります。
白雲の池にある正体不明の植物と比べるためにも是非見ておこうと思っていたのですが、もう!?
まだ2月ですよ、そらー花期は2〜3月としていますが、早過ぎません?
そう思いつつも、手遅れになったら元も子もないので、昨日探しに行ってきました。
一応、事前に地図で調べていたのですが、どの道が正解なのかさっぱり分かりません。
とりあえず、JR長崎本線の長里駅を目印にしました。
諫早市の市街地から国道207号線を佐賀方面に向けて進みます。
目印にしていた長里駅のすぐ先左側に「オガタマノキ」の看板を見つけましたが、左折するには少し遅かった。
仕方ないので看板の1つ先の道を左折しました。
山道をぐんぐん登って行く道でしたが、「まあ、この先で繋がっているだろう」と根拠も無く進みました。w
そのうち、小長井カントリークラブを突っ切って「多良岳レインボーロード」と呼ばれる道まで出ました。
地図のうろ覚えではありましたが、多分行き過ぎている筈です。
「しまった、完全に迷った。そろそろ島原半島に帰らなければ買い出しの時間がない。」
道が分かる所まで多良岳レインボーロードを帰ろうと走っていると、道の脇に「オガタマノキ」と矢印の入った看板を見つけました!
なんたる天啓!Oh my Godness !
矢印に沿って、マイクロバス1台の幅があるかないか位の狭い道を進み、ついに目的の「オガタマノキ」を発見しました。(続く)
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