島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

温泉神社(加津佐町)

2011-06-16 13:35:37 | 歴史・史跡
そして、用事のあった加津佐町に赴きました。
加津佐町内を歩いていると、温泉神社がありました。
「あれ?温泉神社は雲仙を中心に山田神(吾妻)、有江神(有家)、千々石神(千々石)、伊佐早神(諌早)の4つの分社じゃなかったっけ? 何で加津佐に?」(2011年5月20日記事)
入手した資料によると、
「温泉神社は雲仙を中心にして島原半島を一巡りするように十八社あり、あらゆる意味で半島住民の意識に影響を与えているものと思われる。」と書かれていました。
ええっ!?十八社?
初耳だあ~。
「加津佐四面宮は延文四年(1359年)、将軍 足利義詮(よしあきら)が多比良村四面宮に上津佐村田地十三町歩を寄進した以降の成立と考えられる。」

何気なく四面宮である証拠の鳥居を撮影していました。
ところがこの額束は、江戸時代後期の文人 頼山陽の筆だそうです。
どうしてこうも有名なものがあちこちに埋もれているかなあ~?
※十八社については、うちのご意見番に聞いてみます。
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口之津貝塚

2011-06-15 13:57:09 | 歴史・史跡
雨でぬかるんだ他人様の畑の縁を慎重に通り抜け、「口之津貝塚」に到着しました。
ってオイ!草ボーボーじゃんよ!
看板がなきゃあ~ここが貝塚なんて分かんないよ。
「口之津貝塚(通称三軒屋貝塚)
貝塚を構成する貝類はカキ貝90%で、他は近海に生息するサザエ、アワビ等である。
昭和41年に発掘調査が行われ、多くの土器・石器が出土した。
この調査によれば、弥生時代の生産形態を備えた遺構といわれ、出土した支脚土器に残る火力痕から海水を火力によって濃縮したものと推測される。
がしかし、製塩土器の形式は他に類例が無く、口之津式土器(仮称)として今なお研究されている。
昭和51年1月 口之津町」
35年前か~。
歴史の教科書に出てくるような有名なものが、こんな身近に埋もれていたとは・・・。
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口之津貝塚への道

2011-06-15 13:40:56 | 雑談・その他
以前、富士山登山を行うにあたって下見に口之津を訪れた。
そんな時に表紙の写真に写っている看板を見つけた。
「なに!?貝塚とな!?」
どんな貝塚なのか、ネット検索しても詳しい情報はヒットしない。
役場なんかに聞けば早いのだろうが、とりあえずは行ってみないと。
別件で加津佐に行く用事があったので、口之津まで足を伸ばしてみた。
思いつきで行ったために正確な場所が分からない。
そこで看板に沿って歩いて(車だと狭い路地で身動き取れなくなる可能性があるため)行くことにした。
結構きつい上り坂が続く。
途中休み休み、

ガクアジサイかな?

かぼちゃかな?
花を愛でながら歩を進める。
看板が見あたらなくなったので、掃除をしていたおじちゃんに聞いてみる。
ありゃ?九州自然歩道のすぐ近くを通ったぞ!?

おじちゃんの話しによるとここを右だな。

おいおい、よそ様の畑に入っていくぞ!?
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島原城のハナショウブ

2011-06-14 09:32:02 | Weblog
昨年は6月の上旬ごろに更新しましたね。
遅くなって申し訳ありません、「島原城のハナショウブ」です。
時期も遅いのですが、連日の雨でやられたのか、去年に比べて少し花の勢いが弱いようです。
でもまだ蕾が残っていたので、もう少しの間楽しめそうです。
昨日から今日にかけて、梅雨の晴れ間というのでしょうか、雨もひと休みしています。
その隙にネタを集めに歩いてきました。
明日以降をお楽しみ。
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スイカズラ

2011-06-12 13:18:14 | 植物
いよいよネタが無くなったな~。
先日雨が小降りになった隙に園内で撮影してきた「スイカズラ」です。
「スイカズラ」は、山野のやや湿り気のある場所に生育するスイカズラ科のつる性低木です。
(あ、草本じゃなく木本類なんだ。)
今から4年前の2007年5月28日「スイカ面」の記事で紹介済みです。
花期は5~6月で、香りの良い特徴的な花が咲きます。
花の色は最初は白く、やがて黄色になるので「金銀花」の別名もあります。
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中尾川

2011-06-11 13:36:43 | 島原
雨続きで外に出ることもできず、ネタがなくなってきました。
写真は先日「まだれいな銘キリシタン墓碑」を探しに行った時に撮影した「中尾川」です。
中尾川は島原市街地の北を有明海へ流下する約4kmの二級河川です。
源流はここ垂木台地、もしくはもっと上のおしが谷にあります。
河川としてはあまり有名ではありませんが、雲仙普賢岳噴火災害でその名を知っている人も多いと思います。
当時は火砕流・土石流が何度も流れ下り、下流の民家や田畑に大きな被害を与えました。
現在は砂防工事もすすみ、この中尾川も三面コンクリートで固められました。
しかしご覧のように河川敷には緑が増え、多くの生き物の憩いの場となっています。
あいにくの天気で写っていませんが、正面の奥には平成新山があります。
左奥にうっすらと見える斜面は眉山の斜面になります。
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一瞬の

2011-06-10 13:13:47 | 平成新山
情報が遅くなりましたが、今週日曜日の6月5日に九州北部地方は梅雨入りしました。
西日本では一番遅い梅雨入りとなりました。
てなことになっている一方、昨日9日には沖縄地方が梅雨明けしました。
おいおいw。
垂木台地では梅雨入りした5日から雨だったり、雲だったり、霧だったりでお山の姿は全然見えなくなりました。
今朝ほんの一瞬だけ姿を見せ、その時撮影しました。
お山が見えたのもこの時だけで、今現在は霧に隠れて見えません。
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ヘビイチゴ

2011-06-09 13:19:18 | 植物
お?ヘビイチゴだ。
園内で、バラ科の多年草「ヘビイチゴ」を見つけました。
ヘビがいそうな場所に生えるからとか、実が食用にならずヘビが食べると考えられたなどの名前の由来があります。
名前から毒草のような感じですが、食用にならないだけで毒はありません。
道ばたや田んぼのあぜなど、日当たりの良い湿った草地に生えます。
園内には多くのキイチゴ類がありましたが、ヘビイチゴを見つけたのは初めてです。
(森林公園側では見つけていましたが。)
これも植生回復の1つの過程なのでしょうか。(キイチゴからヘビイチゴへ?)
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まだれいな銘キリシタン墓碑

2011-06-08 13:10:53 | 歴史・史跡


長崎県指定史跡「まだれいな銘キリシタン墓碑」です。
キリスト教名(洗礼名)を「まだれいな」という女性の墓碑で、厳しい弾圧と殉教の時代に入った慶長十九年(1614年)以前のもと考えられています。
伏碑を普通とするキリシタン墓碑には珍しい、自然石を利用した安山岩の立碑です。
正面中央に方形の浅いくぼみをつけて、その中に台付のカルワリオ十字紋を平彫りしています。
その側に平仮名で「まだれいな」と刻んであります。
車では入っていけないような狭い路地奥にある共同墓地の中にありました。
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留学生巡検

2011-06-05 13:45:11 | ジオパーク
第5回ジオパーク国際ユネスコ会議の1年前プレイベントとして、6月3日のいのりの日から今日まで島原市内では色々な催しものが開かれています。
昨日はそのうちの1つ、長崎県内の留学生を対象にした「留学生巡検」にスタッフとして参加してきました。
英語は中学1年生レベルしか分かりませんが、留学生でしたのでほぼ日本語で十分でした。
朝早くから長崎県庁と諌早駅から参加者をピックアップしてきました。
いつもの千々石展望所で千々石断層の解説を聞き、展望所に流れていた“じゃがちゃん”のミュージックを歌っていました。w
次に小浜温泉へ移動し、上の川湧水や炭酸泉(表紙写真)を見学しました。
お昼は「ほっとふっと105」で地元食堂のお弁当をいただき、足湯を楽しみました。
午後からは雲仙地獄を時間が足りず30分にショートカットし、大野木場の被災校舎を見学に行きました。

小学校が被災していたことにショックを受けたらしく、多くの質問がされていました。
その後雲仙岳災害記念館を見学、プレイベント開会式と地元学生のポスター発表に列席しました。

参加者は熱心に学生の説明に聞き入っていました。
最後はスタッフが交替し、私たちは市役所で分かれました。
ほっとふっとで作った温泉卵をお土産に持って帰っていただきましたが、1日の思い出が詰まった味がしたでしょうか?
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