島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

キジムシロ

2008-04-17 15:39:05 | 植物
今日の垂木台地は、朝から雨が降っていました。
お昼前には雨は止んだのですが、時々濃い霧に覆われます。
本日のブログは「キジムシロ」をご紹介します。
午後になって写真を撮影しに行ったのですが、日が照っていないので花弁が閉じたままでした。
そこで数日前に撮影しておいた写真を使用しています。
「キジムシロ」は、山野の日当たりの良いところに多いバラ科の多年草です。
茎や葉には粗い毛があります。
4月から5月の今の時期に黄色の花を咲かせます。(花弁は5個)
放射状に葉を広げた姿をキジの座る敷物(ムシロ)に見立てて、この名前がつきました。
昨年からずっとキジを撮影しようと狙っているのですが、未だに撮影できずにいます。
名前のごとく、この「キジムシロ」に座ってくれないでしょうか、キジさん・・・。
コメント (1)
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本日の平成新山

2008-04-16 17:56:42 | 平成新山
「!!」
ブログの更新をすっかり忘れて帰ろうとしていました。
机の上のカメラを片づけようとして「あれ?今日撮影した写真、パソコンに取り込んだっけ?」と考えて、ブログを更新していないことに気づきました。
今日の垂木台地は一日雨でした。
時々霧も発生して、お山の姿は見え隠れしていました。
気温もずっと上がらず、館内気温は朝から閉館まで16度をキープしたままでした。
来週のイベント「たるき台地DE 春を探そう!」の準備をしています。
色々な植物を参加者の方々に観察してもらうために趣向を凝らしています。
まだ若干の余裕がありますので、よかったら参加してみませんか?
詳しくはホームページのイベント紹介ページに記載しています。
http://www12.ocn.ne.jp/~hnc/
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雲仙お山の情報館

2008-04-15 13:11:02 | 観光・施設
今日は雲仙の温泉街にある「雲仙お山の情報館」にいます。
火曜日なので、平成新山ネイチャーセンターはお休みです。
「雲仙お山の情報館」は、国立公園雲仙の自然や歴史、島原半島全域に関する情報を提供しています。
火山や温泉のしくみについても詳しく紹介しています。
当センターとは同じ環境省の施設で、いわば『姉妹館』と言えます。
当センターと同じく自然観察会や登山会などのイベントも実施しています。
当センターの担当に就任する前は、一年ほどこちらで色々なことを勉強させていただきました。
雲仙温泉街の中にあり、最新の自然情報などを提供していますので、観光もしくはお立ち寄りの際には是非ご来館ください。
もしかすると今日みたいに私が案内しているかもしれませんよ。
(もう2年以上離れているので、情報には疎くなっていますが・・・。)
http://www.dango.ne.jp/unzenvc/
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ムラサキケマン

2008-04-13 10:10:51 | 植物
まだ植物が続きます!(力説するところでもありませんが・・・。)
昨日、オドリコソウを撮影しに歩いている時に近くに咲いているのを見つけました。
一緒に撮影してきたのですが、昨日の撮影ではピントがボケていたので、今朝再び撮影してきました(ああ~また怪しい人だ)。
この一年、ブログの更新のために色々な植物を探して調べる作業に努めていたおかげで、植物のちょっとした違いが見えるようになってきました。
2007年5月14日にアップしたこちらの写真をご覧ください。

一見したところ非常によく似た花だと思いませんか?
この植物は「ナヨクサフジ」というマメ科の植物です。
しかし、上下の花を見比べてみると花のつき方や葉っぱが違うことに気がつきます。(葉はアップで写っていませんが)
今日ご紹介するのは「ムラサキケマン」です。
平地から山麓の道ばたや林のふちなどに生えるケシ科の越年草です。
日陰ややや湿った場所を好んで生息します。
別名をヤブケマンと言います。
そういえば、オドリコソウやちょっと背の高い植物の陰に隠れて咲いていました。
全体的に柔らかく簡単に潰れてしまうので、標本にするには難しい植物です。
ケマンとは仏具の一種で、そこから「紫色のケマン」と名付けられました。
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オドリコソウ

2008-04-12 14:32:47 | 植物
最近、植物ばかりですみません。
今日も植物です。
こちらも眉山ロードに咲いていました。
出勤時にピンク色の花が見えたので、最初は「ホトケノザかな?」と思っていました。
でも、なんとな~く違和感を覚えたので、車を降りて撮影してきました。
「オドリコソウ」です。
やぶや林のふち、道ばたなどに生えるシソ科の多年草です。
茎が根元から群がって直立しているのが特徴です。
花の形が笠をかぶって踊る人の姿に似ているので、この名前がつきました。
写真ではピンク色をしている花ですが、ピンクから白まで色の変化があります。

追記;ここのところデスクワークが多く、日中に森林公園まで歩く機会がありません。
そこで出勤時に眉山ロードを歩き回っているのですが、同じような時間帯に出勤している人にしてみれば「あの人はいつも車を降りてうろうろと歩き回っているけど、一体何をしているんだろう?」と怪しい人に見えるでしょうね・・・。
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ダイコン

2008-04-11 11:17:44 | 植物
眉山ロードの脇にはこんなものまで咲いていました。
どこからか種子が広がったのでしょうか、「ダイコン」の花です。
アブラナ科の野菜は世界中で栽培されています。
なかでもダイコンは古くから栽培されており、ヨーロッパではギリシャ時代から食用されてきました。
日本へは中国を経て入り、各地で様々な品種が生まれています。
この写真では紫色の花弁をしていますが、ほとんどは白色だそうです。
春の七草では「スズシロ」の名前で呼ばれています。

さて、今朝はこれだけではありません。
朝からの園内巡視でこのような写真を撮影することができました。

ウグイスです。
こんな間近で撮影できるとは、ラッキーでした。
このウグイスは島原出身のようでした。
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ナガバモミジイチゴ

2008-04-10 16:13:30 | 植物
えー、ただいま。
昨日島原に帰ってきました。
最近の風雨によって、眉山のサクラはすっかり散ってしまっていますね。
それでは早速ブログを再開します。
園内の「ナガバモミジイチゴ」が咲き始めました。
4月4日にアップした「突然変異」と同じ植物です。
この時は眉山ロードに咲き始めたものを撮影したのですが、今回は園内で撮影したものです。
クサイチゴなどと同じキイチゴ類で、バラ科の落葉低木になります。
葉に特徴があり、長いもみじのような形をしています。(「ナガバモミジ」の名前の由来です。)
西日本の山野に普通に生えます。
似た名前に「モミジイチゴ」があり、こちらは東日本の山野に普通に生える植物です。
学名上は、ナガバモミジイチゴがモミジイチゴの母種になっています。
写真のように今園内では白い花を下向きに咲かせています。
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さえずりの方言

2008-04-06 19:34:56 | 雑談・その他
ちょっと諸事情により明日、明後日、明明後日と三日ばかりブログが更新できないので、もう一つアップしておきます。
最近、園内でどうしても笑ってしまう出来事があります。
皆さんは「野鳥のさえずりには方言がある」って知っていますか?
野鳥のさえずりは親から子へと伝えられていくので、特定の地域に住む同種の鳥で方言が生まれます。
例えば、島原のウグイスは普通に「ホーホケキョ」と鳴きます。
一方、雲仙のウグイスは「ホーホケペキョ」と鳴きます。
垂木台地は位置的に中間くらいにあるので、その両方のさえずりを聞くことが出来ます。
(さえずりを聞いて、「あ、こいつは雲仙出身だな」とか「あっちは島原出身だ」なんて聞き分けができます。)
ところが、最近園内でそのどちらでもないさえずりが聞こえてきます。
文章にすると「ホーホペッ」となるのでしょうか?
なんとも中途半端というか、間抜けなさえずりに笑いをこらえきれずにいます。
センターの周辺になわばりを持っているようなので、よかったら一度聞きに来て下さい。
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クサイチゴ

2008-04-06 19:10:39 | 植物
園内のクサイチゴが咲き始めました。
と言っても咲き始めたばかりなので、まだ蕾の方が多いです。
このクサイチゴ、垂木台地ではあまりにも一般的なので、すでに紹介していると思っていました。
しかし去年ブログを始めたのが5月だったので、すでにその頃には花は終わり、実になっていたのですね。
「クサイチゴ」は山野に普通に生えるバラ科の落葉低木です。
「クサ」の名前がついているのに樹木に分類されます。(野草事典を調べても載っていません。)
垂木台地周辺ではキイチゴ類の代表種といえるほど繁殖しています。
4月から5月にかけて写真のような白い大きな花を咲かせます。(花弁は5枚)
果実は赤く熟し、食べられます。
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タラの芽成長記

2008-04-05 19:09:37 | 雑談・その他
今日は画像が多いので、文章は少なめです。
園内のタラの芽の成長記です。
3月21日 1月30日にアップした芽がここまで大きくなりました。

3月26日 芽が膨らんできました。

3月29日 中が見えてきました。

3月31日 中身が出てきました。

4月2日 葉が成長してきました。

4月5日 茎と葉が伸び始めました。

園内の木道から手の届く位置にあったので、誰かに取られないかとヒヤヒヤしていました。
葉を触ってみましたが、ふわふわで柔らかかったです。
ですが、茎にはすでに小さな刺がありました。
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