島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

クズの実

2007-10-06 13:42:55 | 植物
クズの実です。
園内のあちこちに繁殖しているクズが、花を落とし実をつけ始めました。
さやの表面には赤茶色の剛毛が生えて、触るとザラザラします。
ちょっと気になってこの豆を食べられないか調べてみました。
残念ながら食べられるという記述を見つけることはできませんでした。
しかし、若葉を炒めたり天ぷらにしたり、花をゆでて三杯酢で食べる、という所もあるようです。
クズという名前は、奈良県吉野町にある国栖(くす)の人たちが根からとったデンプンを都で売ったことに由来します。
いわゆるクズ餅やクズきりに用いられるクズ粉です。
今では厄介者の扱いを受けているクズも昔は身近な植物として人々に親しまれていたのですね。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クモの巣との闘い

2007-10-04 10:33:35 | Weblog
「本日午前9時、平成新山の斜面に巨大なクモが出現しました!」
というのは冗談として・・・。 垂木台地にはクモが多いです。
草地・草原になっている垂木台地にはたくさんの昆虫がいて、それを捕食するクモや野鳥もたくさん現れます。
毎朝ゴミ拾いを兼ねて園内の見回りを行っていますが、毎朝クモの巣に引っかかります。
それも大概同じ場所で。
また、屋外の展示やお客様の目に留まるような場所のクモの巣は、数日に1回の割合で取り払っています。
しかし、彼らは懲りずに何度も何度も巣を張ります。
体内から糸を出して巣を作ることは、彼らにとってかなりのエネルギーを消費する作業だということを聞いたことがあります。
そのため、巣を張った後はじっとしてエネルギーを使わないようにし、獲物が巣にかかるのを待っているのだそうです。
では、何故壊された同じ場所に何度も巣を張るのでしょう?
また翌朝壊されて作り直さなければならないことは分かっているのに何故でしょう?
よほどその場所が獲物の集まる場所というならまだしも、獲物がかかっているところを見たことがありません。
もし、この疑問の答えを知っている方がいたらご一報ください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イヌタデ

2007-10-03 14:32:50 | 植物
今朝の垂木台地の気温は、21度でした。
晴れてはいるのですが、朝から雲の多い天気となっています。
本日ご紹介する植物は「イヌタデ」です。
道ばたや野原に普通に生える1年草です。
ことわざに「蓼(たで)食う虫も好き好き」という言葉があります。
これは「辛味があるタデの葉を食う虫がいるように人の好みも様々である」という意味です。
しかし、この葉には辛味がなく「役に立たない」「食用にならない」という意味の「イヌ」が名前の頭に付けられ、「イヌタデ」となりました。
他にも「アカマンマ」とも呼ばれています。
これは赤い花をむしり取って器にもり、赤飯に見立ててままごとに使われたことに因ります。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

本日の平成新山

2007-10-01 10:23:53 | 平成新山
ここ数日、雨が降ったり曇っていたりしたので、久しぶりの青空のような気がします。
今朝の垂木台地は晴れ、気温が22度です。
適度な風も吹いており、過ごしやすそうな天気です。
昨日は、朝20度あったのですが日中は20度を切り、秋を通り越して冬になったようでした。
気候が安定しませんね。
森林公園のツツジがいくつか狂い咲きをしています。
園内のニシキウツギも所々でまだ咲いています。
去年は冠雪した平成新山をほとんど見られませんでした。
今年はいっぱい見られるでしょうか?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする