島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

イシミカワ

2007-10-28 10:57:46 | 植物
垂木台地に新しい植物が仲間入りしました。(何か表現が変ですね?)
タデ科の「イシミカワ」です。道ばたや田んぼのあぜ、河原などのやや湿り気のある日当たりの良い場所に成育する、つる性の1年草です。
8月22日に紹介した「ママコノシリヌグイ」と同じ仲間の植物で、三角形の葉っぱにつるには鋭い刺があるなど、姿形も非常によく似ています。
葉のつけ根に皿状の托葉がついて茎を抱く点が本種の特徴です。
花は緑色で小さく、ほとんど目立ちません。実際園内にあったにも関わらず見落としていました。
果実が瑠璃色をして非常に目立つので発見できました。
この多肉質の果実の中に石コロのような実があることから「石実皮」とも言われますが、漢字では他に「石見川」や「石膠」とも書くので、名前の由来はよく分からないようです。
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