島原半島博物日誌

島原にある某施設のスタッフが綴る非公認・非公式の個人ブログです。

化石を見に行こう!~島原半島にステゴドン象がいた時代~

2011-08-29 13:26:26 | イベント
先程、夏休み期間中にご予約いただいていた全てのイベントが終了しました。
まだ明日、明後日の2日間夏休みは残っていますが、とりあえずは一段落つきました。
さて、夏休み最後の日曜日となった昨日、夏休みジオツアー「化石を見に行こう!~島原半島にステゴドン象がいた時代~」を実施しました。
誤解のないように先に言いますが、島原半島から恐竜の化石が出ることはありません。
恐竜が生きていた時代は、約2億2800万年前から約6550万年前までです。
約430万年前から始まる島原半島の歴史とは桁が1つ違います。
では、何を見に行ったのか?
島原半島の西、加津佐町津波見(つばみ)の海岸近くで、昭和40年にゾウやシカなどの動物の化石が発見されました。
化石が発見された地層は、約170万年前の“口之津層群加津佐層”と呼ばれます。
今現在、この場所から発掘されたステゴドン象の左牙の化石が、加津佐公民館に展示されています。
その発掘された海岸と公民館の展示を見学しました。
写真は場所を変えて、口之津町の早崎海岸にて。
ここは430万年前島原半島が生まれ始めた場所であるとともに、護岸工事で持ってきた石の中に含まれた貝の化石を見学しました。
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