「デジャヴ」 Déjà Vu （2006 ブエナビスタ）

監督 ： トニー・スコット
製作 ： ジェリー・ブラッカイマー
出演 ： デンゼル・ワシントン、ポーラ・パットン 、ヴァル・キルマー、ジム・カヴィーゼル

06年2月28日、海軍の水兵とその家族たちを乗せたフェリーが、突如大爆発を起こした。ATFの捜査官ダグは現場を捜査し、爆発がテロだった事を証明。さらに爆発現場の近くで発見された女性の死体も、鋭い観察力で殺人によるものだと見抜いた。と同時に、ダグはその死体の女性・クレアに奇妙なデジャヴを感じる。爆破事件とクレアの殺人が関係あると見たダグは、彼女の部屋の捜索へと向かった。するとそこにあったのは…。

なぜこの場面に既視感があるのか……サスペンスの要因としてまことに魅力的でありながら、おいおいそう来るか。デンゼル・ワシントンやヴァル・キルマーという“おいしい”役者をそろえてこの方向はないんじゃないのか。

ブラッカイマー作品だから映像として面白いのはお約束だけど、わたしはもっと地道なミステリを期待してたんだけどな。パラレルワールドはドラえもんにおまかせしておくべきではなかったか。あのラストで「よかったーっ！」って思う人ってどれだけいるんだろう。前半がかなり出来がいいだけにちょっと惜しい。

うまい店ピンポイント～ラーメンの町Vol.08「桃花苑」

「花鳥風月」特集はこちら。

実は桃花苑のことは「クレヨンしんちゃん」の回で一度ふれています。

若いころからひいきだったこの店が出前してくれる職場にせっかく転勤したのに、好きだったカニチャーハンがメニューから消えてしまいましたー。

「どうもすみませーん！」

出前のお兄ちゃんはあやまるけれど、だいじょうぶ、必殺の「豚肉の細切りラーメン」（肉絲湯麺830円）が健在。

息子は「豚肉の細切り焼きそば」の方が好きなようだが、とろみのなかに文字どおり細切りされた豚肉と、腰のつよい麺とがからみあって……あああ今すぐ食いたい。

この店の罪深いところは、病院の真ん前でいつもおいしそうな匂いをふりまいていることだ。退院したらあそこで食ってやる！と歯がみする患者も多いだろうなあ。

画像は、鶏モツなのでわたしは食べられないデラックスラーメン（三鮮麺900円）。

次回は「松よし」