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堀井七茗園


写真は、奥ノ山茶園(右手が奥の山の原木)

宇治、縣神社の前にある茶商です。
抹茶向きの成里乃(なりの)と玉露向きの奥の山が独自ブランドです。
アクセス
場所は、宇治川西詰からあがた通りを橋姫神社も通過して約40m歩くと、T字路に突き当たります。この手前右手にあります。

こちらでは事前に予約しておくと、1人3000円で、
・奧ノ山茶園の見学
・抹茶工場の見学
・茶室 松風庵での成里乃の賞味
が体験できます。

今回はそうだ 京都、行こうでの「堀井七茗園に学ぶ 宇治茶の今昔」のイベントの報告です。
13:30堀井七茗園に集合。

奥ノ山茶園
まずは南側の住宅街の坂を登ると、奥ノ山茶園があります。
宇治七茗園(森、祝、宇文字、川下、奥の山、朝日、琵琶)のうち唯一現存する茶園です。
奧の山茶園の石碑もあります。
中で説明を聞きます。
こちらでは前述の成里乃、奥の山と京都府推奨のあさひを栽培しておられます。
お茶はなった実を植えてもお茶の品質が変わるので、挿し木で増やすそうです。
その奥の山の原木が茶園の奥中央にあります。

製茶場
次は山を下りてJR宇治駅方面へ少し歩きます。
これまた住宅街の一角に製茶場があります。
次はこちらの中へ。
摘んだ茶葉をすぐに蒸して乾かし、パリパリの碾茶にする過程をオートメーションで行う機械です。
そして加熱した赤レンガの機械の中を1.5往復して茶葉を乾かします。
最初は下段を端まで、対側まで行ったら風力で上段まで吹き上げて戻ってきます。戻ってきたら重力で中段に落として、再度対側に向かいます。
先祖の堀井長次郎翁が開発された機械で、100年近く使われていますが今なお現役です。
今の機械の方が熱効率などはいいようですが、この赤レンガの堀井式碾茶製造機ならではの風味が出るそうです。

抹茶工場
製茶場を出て、縣神社方面に少し戻った途中に抹茶工場がありました。
内部は簡単に言うと、たくさんの機械の臼が碾茶を抹茶に挽いています。
窓を開けて頂くと、抹茶のいい香りが充満しました。
また茶葉の質によって抹茶の粉の色も違い、比較的質が落ちるものはやや黄色っぽいのですが、品質のいいのは苔のようなきれいな緑色でした。

イベントでは15:00頃には抹茶工場を出て、縣神社へ向かいこちらの書院で成里乃を1服頂きました。非常にまろやかで苦みや渋みが全然ありません。



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