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2015 6/21の拝観報告(柳谷観音 楊谷寺)


写真は、書院前庭の浄土苑

6/21は日曜日。

本来当日は子供のアウトドアクラブで、次週のあじさい祭りで楊谷寺に行く予定でした。
しかし6/21のアウトドアクラブが雨天で次週に延期になったので、古いお守りの返却と新しいお守りの授与のため、この日に楊谷寺に行きました。

まずは本堂にお参り。
あじさい祭は来週ですので人は少なかったですが、通常時に比べれば結構きておられました。
そして寺務所でに古いお守りをお返しして、新しいのを頂きました。
長男の視力が悪いので、ここの眼病平癒のお守りは妻的にmustなんです(笑)。

もちろん続きで独鈷水へ。
長男は大目に飲まされます(笑)。

本堂に戻り、書院へ。
以前、frippertronicsさまの情報で上書院が5/17のAMに公開されるとの情報がありました。
今回訪問すると「毎月17日の午前中公開」になったそうです。
今回は上書院は閉まっていました。

その先のあじさい廊下へ。
毎年あじさい祭りの際にはあじさいは少しピークを過ぎている感がありました。
今年はそれより1週間早かった訳ですが、するとやはりあじさいはピークでしたね。

観音堂まで登り、あじさいの咲く坂を下りてきました。

ここ数年、毎年楊谷寺に来ています。
なかなか長男の視力も良くならないようですので、あと数年はこの時期に来ることになりそうです(笑)。

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清和荘


写真は、本館と本庭。

清和荘は、伏見 墨染にある懐石料理のお店です。
昭和初期の数寄屋造の建物を改装して、昭和32年に創業されました。

アクセス
京阪電車の墨染駅を出て右折します。
約450m進んだ右手に清和荘の表門があります。

表門を入ると、左手奥に玄関、その左に本庭への柴折れ戸、左手前にお茶室(裏側)があります。
玄関の右手には伏見の名水11ヶ所の1つ“清和の井”があります。
柴折れ戸を入った本庭は、一面芝生。
本庭には川が流れ、その奥は小高くなっています。
そして石組、石灯籠や松が配されています。
また本庭の左手にはお茶室もあります。

食事
お料理は夜の会席が11,000円~22,000円、お昼の会席が8,800円、お昼のお弁当が3,850円(墨染弁当)~6,600円です。
今回は墨染弁当を注文しました。
お弁当は2段のお重、御飯、赤だし、水菓子とわらび餅でした。
4000円台のお弁当の中では、相当に値打ちがあったと思います。

2021/10/16 淡交会主催の「京料理・清和荘 特別茶会」(30,000円)で、
お茶室でのお茶会、お食事と1階のお部屋をすべて見せて戴けました。
お茶会は①9:30~、②10:30~、③11:30~、④12:30~の4席で、
①と②はお茶会→お食事、③と④はお食事→お茶会の流れでした。
お茶室は庭園側に蹲踞がある4畳半でした。

玄関を入ると左手に待合、その奥にカウンター席があります。
本館の左手が前述の本庭で、本館の中央に燈籠のある苔のきれいな中庭があります。
この中庭を囲むようにお部屋があります。

まず中庭の左手、本庭との間に松の間があります。
庭園側には縁があり、船底天井。
松の間からは正面に本庭が見え、反対側は中庭が見えます。

中庭の手前は廊下で、右手はトイレへの廊下、二階への階段があり、
その隣に8畳の菊の間があります。
網代と化粧屋根、床の間に仏間もありそうです。
外には小さな庭園もあり、少人数だとこちらの部屋で食事になります。

中庭を過ぎてさらに右手奥に進むと、桐の間があります。
床の間が2畳の上段の間になっており、書院には火頭窓があります。
外の庭園の右手には井戸があり、苔が非常にきれいです。

中庭の奥は焼き瓦の土間があり、その奥に竹の間があります。
竹の間は土間に面する次の間と本庭側の本間からなる大きな広間です。
次の間の天井は意匠化した折上格天井で、中央だけ網代になっています。
本間との間の欄間は源氏香。
本間の床の間は左半分だけ踏込床になっており、右半分しか床の間の段がありません。
位置関係上、本間の外は本庭に面しています。

さらにこの竹の間の奥に細い廊下が伸びており、本庭に雁行上に突き出ている桃山の間につながっています。
桃山の間も手前の次の間と本間からなり、間の欄間は鶴の透かし彫り。
本間の天井は中央が竹の竿縁天井で、その四方外周が網代天井で囲われています。



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