年が明けてまる一週間が過ぎた今日、ようやく筝のお弾き初め。
まだ本調子じゃないので、軽く思い出し稽古だけ。
次の舞台での演奏曲のひとつがちょうど、
お正月の風景を詠み込んだ歌ってこともあって。
西洋では大晦日から元旦にかけてカウントダウンするだけのお正月、
日本ではお屠蘇にお雑煮、お節料理から始まって、
門松にお飾り、年賀状や、お年玉や、子どもの遊びの数々まで、
さまざまな風習と神事・仏事が独特の雰囲気を醸し出す。
そんなこのお正月、いまさらながら、ふと思ったこと。
たまたまかも知れないけど、
京都の街をぶらぶらしてた間、耳に入ってくるBGMはたいてい、
『六段の調』か『千鳥の曲』だった。
東京に戻ってきてこれまた街に出てみたら、どこのお店からも聞こえてくるのは、
必ずと言っていいほど、こぞって『春の海』だった。
どちらも、日本人なら誰もが聞いたことのある、筝曲の代名詞のような曲だけど、
こんなものまで、西と東で好みが分かれるのだなぁと思うとなんか面白い。
西は古典。
東は新曲。
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