ヒイラギ日記 ~Holy Holly's Diary~

小粒でも ぴりりと辛い 博士な日々。

いきあたりばた子 健在

2014-07-18 14:13:43 | ヒイラギのひとりごと

台風やら何やらで気分が乗らなかったのと、
とっくのむかしに工事が終わってるベランダの、
タイル復旧労働に勤しんだりしてたのとで、
気がつけば十日ぶりの『ヒイラギ日記』

江戸でセミが鳴き始めたのが三日四日ほど前で。
それを待ってたってわけでもないけど、
七月になるとどうも何かとムシが騒ぎ出すのです。

で、いい感じに、愛用プラン“日帰り1day”が取れたので、
ぶらっと祇園祭の山鉾巡行見物にでかけてきちゃいました。

朝8時過ぎに着いてから夜8時過ぎの新幹線に乗るまで、
どっぷり12時間の気まぐれお忍び京都旅。
山鉾巡行のほかにもどうしても行きたいところがあったのでした。

それがここ、京都霊山護国神社。



なにを隠そうヒイラギひいじいちゃんは、明治維新の尊王の志士のひとり。
リョーマさんらと同じところにお墓があったりするのです。

数年前に、ヒイラギとは比較にならないいきあたりばた男な友だちと行ったときには、
肩が日焼けで真っ赤っかに晴れ上がるほど見当違いのところをやみくもに歩き回った挙句、
結局ひいじいちゃんがどこに居るのか分からんまんま江戸に戻ったので。

今回こそ、ひいじいちゃんに会いに行く
というのが、思い立ったが吉日的なモチベーションの一つでもありました。

墓地に一歩足を踏み入れたときから、
まるで歓迎&誘導しようとしてくれてるみたいに鶯のさえずり。

鶯の声を追っていくと、リョーマさんの墓前の石の鳥居のうえに大きなカラスがいて。
襲われ経験者としては一瞬ひるんだものの、写真撮っとくかな、とカメラを出すと、
「あ、自分じゃま」て感じでひょいとカラスが脇へよけてくれた。



で、ふたたび鶯の行方をたどってのぼっていくと、
姿は見えないものの、すごーく近くで、
耳のそばにいるみたいに大きくホーホケキョ。

そこに、あったあった、ありました、ひいじいちゃんのお墓。
しゃがんで手を合わせ、しばしぼんやり。
さあ引き上げるかな、と顔を上げると、その瞬間、
ざざあーと木々がざわめきそこだけ風が立った。

ひまごよ、未来をみつめて生きてゆけ。
ひいじいちゃんがそう言ってくれたにちがいない。



『ヒイラギ日記』2000回目まであと

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