“初めて明かされる劇的半生。”――
帯のフレーズに惹かれて手に取った文庫本。
ジャーナリスト・櫻井よしこさんの著書なのだけど、
ご本人の生きざまを常に信じ、見守り、背中を押し続けた、
お母さまの半生を綴ったともいえるような回想録。
ここしばらく時間ができるごとに、ちびちび、じっくり、
時間をかけて読んでいて、一昨日ようやく読了。
タイトルは、お母さまが折に触れ娘にかけ続けてこられた言葉。
なかでも強く胸を打たれたのは、
単身ハワイでの大学生活の終わりに書き送られたという手紙の一節。
「・・・寂しい想いに沈み込みそうになったら、未来への夢を膨らませなさい。
寂しさを、未来の可能性につなげてくれるのが、大きな夢ですよ。
よしこちゃん、忘れないようにね。
人間は前向きになってさえいれば、本当に何があっても大丈夫なのですから」
(櫻井よしこ著『何があっても大丈夫』新潮文庫より)
そういえば。
このところ二週間ごとの通院のたび、
ずいぶん好調に戻った気がするのに先生の診断はまた現状維持、の繰り返し。
それを聞いてハハからのメールは、「お薬が増えなくてよかったわね~♪」
そそそういえば。
三連休の中日、お社中の皆さんの演奏を聴きにゆかた会へ。
芸道の母である師匠にご挨拶をと楽屋に訪ね、
今回は出演できなかったのが寂しいと口にするヒイラギに、「私が出てないとみんなパッとしないわね~って思ってればいいのよ♪」
母親、という人たちは前向きなんだな。
いつもどんなときも何が起こっても。
それが生きる強さというものなのか。
『ヒイラギ日記』2000回目まであと回
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