ヒイラギ日記 ~Holy Holly's Diary~

小粒でも ぴりりと辛い 博士な日々。

おでんに思ふ

2010-02-22 22:32:08 | ヒイラギのひとりごと

本当に寒いさなかというのは、本能的に決まったものが食べたくなる。
鍋とか、おでんとか、粕汁(これは京都人だからだけどね)とか。

カラダが芯から温まるようなメニューに共通しているのは、
スープが多いってこと。

この食事に含まれるスープのこと、
「おつゆ」とか「おだし」と言いなさい、という家庭で育った。

口に入るものに対しては丁寧な言葉を遣いなさい、とか、
男の子みたいな乱暴な言葉遣いをしてはいけません、とか、
まぁそういう意味で厳しくいわれたのかなと思っていた。

ついこの間、お食事会で鍋料理を囲みながら、
「しる」をどうぞ、と言われたときに、
じつはひとりで、心のなかですっごく驚いていた。
男女とも、きちんとしたお家で育った、とても上品な人たちだけに。

「しる」というと、なんというか、
木の幹とか、昆虫とか、想像してしまっていた。
なんかこう、しみ出してる、って感じの語感で、
食べる物に遣う表現ではないんだ、って先入観がある。

そっかー、関東では女の人もふつうにそう言うんだ・・・と、
納得しようとしている今日この頃。
東京に来てずいぶんになるけど、
いまだに、カルチャーショックというのは、あるもんだ。

今週はこれから暖かくなるらしい。
〝おつゆ〟っ気の多い料理とも、そろそろお別れか。



<本日のおまけ>
京都人としては欠かせないのに、
東京ではいまだに手に入らない食材。

しょうが天。

おでんには、これがないと!!

チクワブなどという得体の知れないものは売ってるのにな~

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