本当に寒いさなかというのは、本能的に決まったものが食べたくなる。
鍋とか、おでんとか、粕汁(←これは京都人だからだけどね)とか。
カラダが芯から温まるようなメニューに共通しているのは、
スープが多いってこと。
この食事に含まれるスープのこと、
「おつゆ」とか「おだし」と言いなさい、という家庭で育った。
口に入るものに対しては丁寧な言葉を遣いなさい、とか、
男の子みたいな乱暴な言葉遣いをしてはいけません、とか、
まぁそういう意味で厳しくいわれたのかなと思っていた。
ついこの間、お食事会で鍋料理を囲みながら、
「しる」をどうぞ、と言われたときに、
じつはひとりで、心のなかですっごく驚いていた。
男女とも、きちんとしたお家で育った、とても上品な人たちだけに。
「しる」というと、なんというか、
木の幹とか、昆虫とか、想像してしまっていた。
なんかこう、しみ出してる、って感じの語感で、
食べる物に遣う表現ではないんだ、って先入観がある。
そっかー、関東では女の人もふつうにそう言うんだ・・・と、
納得しようとしている今日この頃。
東京に来てずいぶんになるけど、
いまだに、カルチャーショックというのは、あるもんだ。
今週はこれから暖かくなるらしい。
〝おつゆ〟っ気の多い料理とも、そろそろお別れか。
<本日のおまけ>
京都人としては欠かせないのに、
東京ではいまだに手に入らない食材。
しょうが天。
おでんには、これがないと!!
チクワブなどという得体の知れないものは売ってるのにな~
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