ヒイラギ日記 ~Holy Holly's Diary~

小粒でも ぴりりと辛い 博士な日々。

ラストシーン

2009-11-20 23:32:00 | 博士課程のよもやま

博士論文の最終審査結果の書類。
「ごくろうさま。おめでとうございます」の言葉とともに、
5人の審査員の署名欄が、一つ、またひとつ、埋まっていく。
一歩、また一歩、光に向かって踏みしめて歩くような、
最終審査プロセス最後の一日が終わった。

とにもかくにも、『AIDA』に支えられて、持ちこたえた気がする最終局面だった。
(稽古は放棄しっぱなしのわりに

最終審査会に向けてのラストスパートでは、
第1幕の「Su! del Nilo al sacro lido」をエンドレスで聴きながら、
とにかく結果を掴み取って帰ってくるのだと自分を奮い立たせた。
第2幕の凱旋の歌を、胸を張って歌うのだと、それだけを考えた。

午後6時28分、すべての署名欄が埋まった書類を、
コース主任の先生に提出し終わった。

大きく息をひとつついて仰いだ空はとっぷりと暮れていた。

コメント (2)
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ヒイラギ、極限に挑む

2009-11-20 23:10:17 | 仕事人ヒイラギ

昨日は、スパルタ修士課程以来の極限状態。

博士論文の最終修正を完了して、
修正対応書と2000字の論文梗概を作り直して、
ファイナル版を6部、印刷・製本して、
審査員全員に明日中のアポを取りつける、

というところまでを何があってもやり遂げなければならない状態で迎えた、
連続講座の開催当日。

まっすぐに立ってじっとしていることができない程度にふらっふら。
夜10時前にやっと最後の審査員をつかまえてアポを取れたころには、
その先生の顔もはっきり見えない程度に意識朦朧。

夜10時過ぎに先生とチーフに晩御飯をおごってもらうまでの間、
じつに14時間にわたって食事抜きで学内を駆けずり回りつづけた。

「ずいぶんやせちゃったんじゃないの

心配そうに両側からのぞきこむ先生とチーフの言葉を思い出して、
しばらくぶりにハイテク体重計に載ってみる。
結果は、

「カラダ年齢=18歳」

う~ん・・・喜んでいいのか・・・
18歳って、こんなに不健康なの



<本日までのぬらりひ川柳>

11/15「あの理由 更新したら 光かな」 
11/16「この博士 公演される インプット」 

はてな。

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