自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

夏! 虫の目写真シリーズ(23) ~ツマグロヒョウモンの終齢幼虫~

2020-08-20 | ツマグロヒョウモン

我が家の庭に雑草が生え,時折草引きする程度にしていると,草は勢いを増す感じです。それでも適当に草引きをするだけ,というズボラな自分です。

スミレがあちこちに生えています。スミレは種子を弾き飛ばして分布を拡大する戦略の持ち主なので,ズボラなわたしにはすっかりなくすことはできません。すると,そこにツマグロヒョウモンが卵を産付。これが育って幼虫になります。

 

下写真は終齢幼虫です。葉を食べ尽くすと,次の葉に移ります。中央の右にある葉の上にもいます。

 

反対方向から写しました。

 

別のスミレでも終齢幼虫が葉を食べていました。

 

とにかくよく食べます。食べていないときは地面に降りて休んでいます。葉がなくなると,歩いて近くのスミレに移動。葉を見つけるのがうまいなあと感じます。どこで感知するのでしょうか。

下写真は翌朝,朝日を浴びて休んでいる幼虫です。この直前,すぐ傍にある葉を食べていました。つまり,食べては休み,休んでは食べる生活を送っているということです。

 

この生活スタイルは種の維持につながっていきます。もうすぐ蛹になります。どこか安全な場所に動いて行くでしょう。

 


キマダラカメムシの卵(1)

2020-08-20 | カメムシ類

公園にて。

ササの葉の裏側に,黄白色をした卵がかたまって産み付けられていました。蓋部分があるので,明らかにカメムシの卵とわかります。しかし,その名前まではわかりませんでした。

 

行儀よく12個。

 

美しさの感じられる卵です。

 

撮影後,同定作業を開始。すると,すぐに判明しました。キマダラカメムシが産んだものでした。

このカメムシならたくさん見かけます。とくに,コブシの木によく発生します。しかし卵を見たのは初めてです。それなら孵化を見てみたいと思うのは,わたしの好奇心の常。

本記事を発見一日目とします。