自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ハクサイと蛹

2016-01-12 | 生物

野菜を作っていると,農薬を撒くのは健康を面を考えて極力避けたいと思ってしまいます。すこしの農薬ぐらい大したことはないという見方もありますが,わたしはまず使わないことに決めています。その代わり,防虫ネットをかけます。こうすると,昆虫が葉に卵を散布するのを大抵防ぐことができます。

 
ネットで覆ったハクサイを収穫しているとき,たまたま目に付いたのが蛹。体長25mm。赤味のかかった黒色をしています。

 
正体はなにか,気になります。なにしろ初めて見かけた個体なので,突きとめたいと思っています。予想なのですが,ネットで覆っているのでもともと地中にいて,そこから出て来た幼虫がハクサイの葉を食べ,育ったものではないでしょうか。ということは,ヨトウガのなかまの可能性が大です。

 
周辺を観察すると,脱ぎ捨てた幼虫の殻がくっ付いてありました。


くわしく見ると,頭部の殻らしきものと脚が残されています。 やはり,幼虫のときはこのハクサイを食べていたのでしょう。

 

 
ガが誕生すると予想して,春まで待つことにします。結果報告はいずれ。