ジャンプ力を誇るバッタ類。このツチイナゴの跳躍も大したもの。手で持っていると,体全体が弾けるっていう感じなのです。この写真を撮って改めて感じるのは,後脚のスゴサ。なんとも力学的な構造に見えます。というよりも,機械よりずっと力学的とでもいえるような,いのちの詰まった機械とでもいうような。
タイミングよくポーズを写し撮るのはむずかしい! このとき,日はずいぶん西に傾いていました。
広がる遠景を虫の気持ちになったつもりで眺めるには,田や峰,空が見渡せるところがぴったり。すこし高いところでじゅうぶん。ただ,ピョーンと飛び跳ねると探すのに一苦労します。それで,大急ぎでシャッターを切らなくてはなりません。冬は草がすっかり枯れているので,見通しのよいこと!
こうして見ると,やっぱり後脚はたくましい!