自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ジャガイモの真正種子栽培,本実験(その5)

2014-04-24 | ジャガイモ

4月22日(火)。芽生えて以来,ジャガイモの苗はすくすく育っています。もう,子葉(双葉)の間から本葉がちょこっと顔を覗かせています。当たり前なのですが,植物の成長は日々連続しているうえに,昼間は春らしい天気が続いているため,こんなに順調なのでしょう。観察者としてもうれしい限り。


双葉に種皮が付いていて,本葉が見え始めて……。 


本葉が大きく開いて,間から本葉がしっかり成長してきて……。 


瑞々しいばかりの色彩を放つ双葉から,本葉が「「いよいよ,わたしの出番だ!」といわんばかりにこころを整え,出始めています。 


急に日差しが強くなってきたので,遮光用シートで保護することにしました。昨秋は,日照りが続いて,ずいぶん気を遣いました。乾燥と水分不足で,苗が痛めつけられないように要注意です。 

 

 


ヒラタアブの成長(21)

2014-04-24 | ヒラタアブ

カップの縁に付いていた蛹が落ちたとき,個体とカップの接触面がどうなっているか,見ておきました。だって,その部分だけでからだを保持するのですから,ふしぎの一つです。

おもしろいことに,接触面はなにか液体のようなものが分泌されて,それで付着していたように見えます。からだの前半分はこのことにまったく関わっていません。 

 
そんなおもしろさを感じながら,改めて蛹の付き方を見てみましょう。ほんとうに,からだの一部だけで姿勢を保っているようです。


横向きでなく,ふつうの姿勢でも蛹になります。そんなときも,接触面は限られています。 

 

最少のエネルギーで変態していく様子が窺えます。無駄を完全に排除する,省力化のことわりがはたらいているようです。