今度は,孵化時にもっともっと近い場面を目撃しました。下写真がそれです。ただ,カメラをセットしているときにすこし動いたので,実際はもっと卵に近いところにいました。体長は1.3mm。
もしかすると,そのときは孵化後ほんの数分経っていただけだったのかもしれません。
アップして卵を見てみましょう。殻の表面模様と,出るときに開いた穴がはっきり確認できます。
幼虫はさらに動いて,卵から離れていきました。
今のところ,着眼した観察作戦が功を奏しています。
今度は,孵化時にもっともっと近い場面を目撃しました。下写真がそれです。ただ,カメラをセットしているときにすこし動いたので,実際はもっと卵に近いところにいました。体長は1.3mm。
もしかすると,そのときは孵化後ほんの数分経っていただけだったのかもしれません。
アップして卵を見てみましょう。殻の表面模様と,出るときに開いた穴がはっきり確認できます。
幼虫はさらに動いて,卵から離れていきました。
今のところ,着眼した観察作戦が功を奏しています。
3月16日(日)。快晴。
『マンサクと昆虫(40)』の続き話をしましょう。この日,露地植えのマンサクの花を見ていると,ユスリカのなかまが数匹目にとまりました。そのどれもが,花を覗き込むようにして食餌をしている様子。
いよいよこれは間違いのない食餌行動だな,と思いつつ,どれかいい被写体になってくれそうな個体はいないか見ていきました。風がそよそよと吹いているので,枝があまり揺れていない太めの枝で探しました。
すると,一つの花で,萼片の内側にとまっている個体を見つけました。幸い,静止していて,さらに口の辺りが見えそうなので,ファインダーで確認してみました。それで,びっくり! 口器がなんとか見えています。
眼がきっちり写り込むようにピントを合わせて,撮ったものが下写真です。
頭部辺りを拡大して見てみると……。
このユスリカはやはり,口から蜜源から栄養分を得ていたようです。これまで観察できた状況,からだのつくりから判断すると,たぶん,訪花昆虫だといってよさそうです。
もうマンサクは受粉を終えて花弁を落とす時期なので,ユスリカのからだには花粉は見られませんでした。しかし,前は確実に受粉・送粉に貢献していたことでしょう。