自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ベニシジミの産卵行動

2014-04-22 | 昆虫

ベニシジミがずいぶん増えてきました。ウォーング中,道端での出来事を一つ。

前方で,背の低い,小さなスイバの薹にベニシジミがとまりました。そうして,下に向かってゆっくり歩き始めたのです。「おかしいなあ。もしかすると,産卵かな」と思い,立ち止まって写真に収めることにしました。


近づいても,ちっとも気づいていない様子。すうーっと地表付近に降りていきました。そうして産卵するような動きを見せたのです。しかし,その格好は,葉に遮られてきちんと見届けることはできませんでした。


ベニシジミが飛び去ったあと,卵はないか確認してみました。しかし,あることを期待していたのですが,それらしいものは葉をいくら探してもありませんでした。

あれはたしかに産卵行動だったはず。なにかわたしの不用意な動きが災いしたのでしょうか。そうなら,とても残念。いずれこの辺りで,いずれ幼虫が見つかるかもしれません。すこし期待が膨らみます。

 


春を運んで来たキアゲハ

2014-04-22 | キアゲハ

室内で蛹で越冬し,春の訪れと共に羽化したキアゲハ(オス)の春型。少々小振りながら,たいへん鮮やかな色彩を放っています。高尚な彩りで,こころを引き付けられます。 

 
室内で羽化したついでに,接写画像を残すことにしました。からだを覆う毛の生え様がこころに焼き付きます。


昆虫は,眼の写り方が写真としてのいのち。 


個眼の集団は,くっきり縁取られています。ちょうどお椀を被せたようなかたちです。


口吻が優雅に伸びて。脚は毛と突起で覆われています。いかにも外骨格の発達した生きものという感じがします。 

 
斜め上,両眼が見える位置から撮りました。複眼の丸みが際立っています。


おしまいに腹部を入れて撮りました。全身が毛で保護されている様子が驚異的です。

 

 
チョウのからだのふしぎを,また感じてしまいました。