自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

ジャガイモの真正種子栽培,本実験(その4)

2014-04-19 | ジャガイモ

発芽率を確認しておくのは,植物の特性を知るうえでとても重要です。まだ発芽していない種子もあるでしょうが,芽生え最盛期の今,どの程度の発芽率なのか,計算しておきましょう。以前の記事に,「かなりの高率だろう」と書きました。その時点では,4分の1程度に見えました。今は50%近くに届いているのではないかと予想していました。

 

4月19日(土)。発芽数の結果は以下のとおりでした(カッコ内は実播種数)。

 ① A ポット群(大)  ………… 15( 20) 

 ② B ポット群(小) ………… 62(120)

 ③ C ポット群(小) ………… 35( 57)

 ④ D ポット群(大) ………… 37( 55)

 ⑤ E 播種用苗床   ………… 53( 63)

合計は202(315)。 発芽率は64.1%になります。


播種後16日で,この発芽率をみました。これが多いか少ないかわかりませんが,予想を軽く超していました。わたしには驚きです。たぶんこれからも発芽することを考えると,最終的には80%に達するように思われます。 

 


ヒラタアブの成長(20)

2014-04-19 | ヒラタアブ

ヒラタアブの幼虫が付いたホトケノザをカップに挿しています。それを手に取って見ていて,偶然目にとまったのがヒラタアブの蛹です。懐かしい,あのかたち! 背には,黒い筋が走っています。 

 
ちょっとした衝撃が加わったのか,カップの縁から落下してしまいました。それで,改めて背の筋を撮っておくことにしました。 

 
終わってから,「それなら,ホトケノザの群落でも蛹が見つかるかもしれない」と思い,探してみることにしました。

探し始めて,しばらくして見つかりました。それも複数です。茎や萼片に,横向きになって付いていました。尾端付近でくっ付いています。その様子の頼りなげなこと。わずかに力が加わっても,落ちてしまいそうなのです。

 
別の個体は,茎にしがみ付くようにして丸まっていました。この個体の背にも黒い線がありました。

  
蛹期間はどれだけか,つまり,いつ頃羽化するか,気になります。