自然となかよしおじさんの “ごった煮記”

風を聴き 水に触れ 土を匂う

キアゲハと菜の花と

2014-04-06 | キアゲハ

4月6日(日)。最低気温4.2℃,最高気温10.9℃。花冷えのする一日となりました。

春になると,冬野菜として食卓を飾ったハクサイやミズナ,ダイコンなどが花を付けます。薹が立って,先端辺りを黄や白で彩ります。そして,そこにハチやらチョウやらが訪れます。これで,畑が一気に賑やかさを取り戻します。

先日は,キアゲハが訪れているのを見かけました。それが初見日となりました。写真に収めようと,そっと近づき始めるともうダメでした。気づいたのか,偶然なのか,それはわかりませんが,パッと離れて近くの花に移動しました。もう一度近づこうとすると,これもダメ。

結局,写真に撮ることは叶いませんでした。

今日は違いました。隣家の畑の菜の花で撮影できたのです。それも,わりあいじっくりと。しかも,虫の目レンズを使って。こういうチャンスはそうそうないものです。

畑の持ち主Yさんの話では,「春になって菜の花が咲くとたのしいから植えているんです」ということ。なんともゆとりの漂う,たのしい話です。おかげさまで,わたしもたのしさを分けていただけたのでした。

そんな画像を二枚ご紹介します。

撮影しているときに,たまたまYさんが現れて……。 

 
ちょっと通行人としてモデルになっていただいて……。

 


人物なしでは,なんだか殺風景な感じがします。今回,貴重な虫の目写真が撮れました。 キアゲハとYさんに感謝。

ついで話を一つ。Yさんの話では,菜の花のテンプラはとてもおいしいのだとか。わたしは味わったことがありませんが。 

 


ヒラタアブの成長(11)

2014-04-06 | ヒラタアブ

卵を20個以上も置いていると,孵化が始まると,次々に生まれ出ます。誕生ラッシュです。しかし,誕生の瞬間は,わずか10分ほど見るのが遅くって見逃したり,とっくに終わっていたり。よほど時間がない限り,あるいは観察に集中しない限り,立ち会うことはできません。

下写真は,出終わってしばらくしてから写したものです。殻がペシャンコになっていることから,時間が経っていることがうかがえます。


もっと近寄って写してみました。 

 
別の個体もまた同じです。

 
気にかけていれば誕生の瞬間を目の当たりにできそうなのですが,その機会はまだ先になりそうです。しかし,それが近づいてきているような予感がします。 

 


マンサクと昆虫(42)

2014-04-06 | マンサク

アカバナマンサクの花弁がほとんど散り落ちました。それでも,名残りの蜜を求めて訪れる昆虫がいます。赤や,蜜の匂いがよほどアピールしていると見えます。

小さいのに,黒い,比較的ずんぐりしたハチが一匹目にとまりました。からだに付いている花粉は,たぶんマンサクで付けたものでしょう。 


十分な蜜がないようで, 花の辺りをゆっくり歩いていました。「せっかくやって来たのに,期待外れだな」という感じです。


花の周りをぐるっと回りました。そのしぐさは,「ほんとうに蜜はないのかなあ」とそこらを確かめる感じに思えました。 

 
アカバナマンサクは,我が家のマンサクではいちばん早く散りました。開花中は,十分にわたしの好奇心をくすぐってくれました。春に先駆けて咲く,すてきな花です。