hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

四重奏と五重奏

2017-10-16 04:06:47 | 日常
サクソフォン四重奏とピアノも加わった五重奏の演奏会に賛助出演し、バリトンを吹いてきた。







朝、会場に到着し、ゲネプロ、昼食、本番、打ち上げと、いつもと変わらない流れで進んだが、今日はなんだかとても楽しかったし、とりわけて充実した演奏会だった。










四重奏において、4本それぞれの楽器の担う役割は当然違い、それによって求められる音の形や、主張の仕方も違ったものになる

私にとっては少ない機会だからそのように感じるのだろうか。
アンサンブルしている方々には、それなりの悩みもきっとあるのだと思うが、なんだか心底羨ましく感じた一日でもあった。

現在

2017-10-15 05:51:51 | 洗足
秋は演奏会シーズンでもあり、今日は前々から行きたかった演奏会があったが、どうしても外せない用事と重なり泣く泣く断念。



そして洗足でレッスン。





数年前は法人本部に置かれていた白熊等身大ぬいぐるみは、シルバーマウンテンを経て、現在は高校校舎内にいらっしゃるとのことで、先日思いがけず現在のお写真をいただいた。


参考までに法人本部の頃




現在

重き

2017-10-14 07:11:04 | 日常
セントラル楽器に伺ってマウスピース選定。







「リードが均一に振動する」、「息がすんなり入って引っかかりがない」が、私のマウスピース選びの基準だが、そこからさらに、奏法や骨格の違い、音の好みが人それぞれによって別れてくるだろう。


今日は慣れないテナーのマウスピースも選定したが、テナーは吹奏楽、アンサンブル、ソロとで重点的に使う音域や、求められる音色が少しずつ違うため、どこに重きを置くかによって、選ぶマウスピースも変わってくるかも知れない。




このところ、私の周りで富にサラダランチが流行っており、私も食べてみたら思いのほか美味しかった。

目に見える

2017-10-13 04:23:42 | 東京音大
東京音大レッスン。
















夕方にヴィオラの公開レッスンを聴講することができた。





奏法が目に見える弦楽器はとても分かりやすいが、それ故に難しさと自由度の高さも感じて、改めてため息が出そうになる。

弓を弾く位置を、弦の駒寄りか指板寄りかで音色が大きく変わること、弓を始動させる速さや配分、弱音でのアクセントは左手で等、間近で見ながらどれも興味津々になった。

金木犀に思う

2017-10-12 04:51:09 | 洗足
恥ずかしながら、秋に漂う甘い香りが金木犀なのかと気づいたのは昨年の事だったが、実は昔からその香りを感じると、記憶の奥にある何かとつながって、なんだか切ない気持ちになる。


その「何か」というのは思い出すことができないが、おそらくいくつかの経験が蓄積されているのではないかと思われ、良いことも悪いことも、それらの経験はもう戻ることができないという、儚さや虚しさに苛まれているのかもしれない。

一説に、金木犀には切なさを感じさせる香り成分があるそうだが、いずれにしても「香り」は色々な記憶を思い出させるものだ。



今日は洗足レッスン。
季節の変わり目、特にこの1週間くらいは寒暖差が激しく、体調を崩したり、そうでなくてもうっかりミスをしてしまう学生が多く、それぞれそんな自分に悲観的になってしまうようだ。
さらには、日々続けることへの意欲が落ちてしまったり、前進していることに自覚が持てなくなってしまうこともあり、しかしそれは私もそうだったし、改善策も見いだせないまま今に至る。


きっとそれも季節のせいなのだろう。

アメリカから

2017-10-11 07:59:56 | 日常
注文していた楽譜が届いた。


アメリカの出版社は吹奏楽のスコアだけではなく、パート譜一つひとつもバラ売り(しかも安価で)しているが、日本でもその様な文化がもっと浸透すれば良いのにと思う。


「吹奏楽の第九」とも呼ばれている程に人気があり、神格化されている作品だが、来月全曲演奏する機会をいただいたため、コンサートマスターとしてスコアくらい目を通しておかなければと思った次第。


しかも「パート2」はこれまで演奏機会が無く、スコアを実際に手にして緊張感が増してきた。


「パート1」は私が高校2年生の頃、おそらく最初で最後に臨んだ吹奏楽コンクールの曲で、もはや私情を捨て切ることはできない。
私にとっては、「知っている、知らない」、「好き、嫌い」などというものではななく、「また演奏したい」、「もう演奏したくない」という思いが混在している。

先週同様

2017-10-10 05:49:37 | 日常
今度の日曜日の演奏会のための練習。


最寄駅から練習場所に向かう途中のカフェに、先週同様にメンバーが居るかも知れないと覗いてみたら本当にいてびっくりした。




練習を始めて程無くしたら日暮れになった。

朝に

2017-10-09 04:36:57 | 日常
朝は買い物に出かけて、やはり寄り道して峠を越えて海へ。




鎌倉山から

















七里ヶ浜




午後はセントラル楽器さんに伺って、昨日同様にテナーの練習。

今日のうち

2017-10-08 04:17:25 | 日常
洗足にて、レッスンと自分の練習。



シルバーマウンテンの前を通ると演奏会が行われていて、思いがけず聴くことに。






今日はテナーも持ち込んで、マウスピースとリードを選ぶ。





マウスピースはこれまで使ってきたT20、C★、そしていつ買ったのかは覚えていないが、自宅にあったTL5も。


マウスピースはすぐに決まり、リードもモデルと硬さを決めてしまいたかったが、どれも一長一短で、今日のうちには定まらならかった。



アルトを長く吹いている私にとって、テナーは音程の取り方やアンブシュアなどを少し変えなければならず、まずはそこが定まらなければ、選ぶ道具も安定しない。

リサイタル講座

2017-10-07 07:12:05 | 洗足
洗足レッスン。






夜は前田ホールに於いて、選抜された4年生による「学生ジョイントリサイタル」を聴いた。




学生にとっては演奏会の体裁を学ぶ為、演奏はもちろん、選曲や解説、ステージマナーなど、総合的に見聴きするが、私にとっては学生のアイディアや他の楽器のレパートリーを知ることができる貴重な機会だ。


今日はパーカッション、ホルン、クラリネット、サクソフォン、トランペット、ピアノ、ヴァイオリン、ユーフォニアムの8名。


いつもは試験やリサイタルでよく聴かれる名曲が並ぶ事が多く、もちろんそれも素晴らしいが、今日はとりわけジャズテイストの作品が多く並び、曲想がジャズなだけに留まらず、ジャズコンボの編成、サクソフォン12重奏など、見た目にも楽しめた。

夢と月夜

2017-10-05 07:19:21 | 洗足
洗足の日。

サクソフォンオーケストラは後期初出講。


12月の演奏会に向けて準備を進めているようだ。



ちなみにフランス語"songe"は"rêverie"と同じく「夢、夢想、空想」という意味だが、しばしば英語の「歌」に誤訳されることがある。


夜はレッスン。
この1週間くらい、どの学生にも指の「敏捷性」について触れているが、誰よりも私自身が意識していることがあり、それは改めてこちらでもまとめたいと思っている。




帰り道、空を見上げると綺麗な月夜だった。

打ちひしがれ

2017-10-04 05:15:18 | 日常
洗足補講レッスンから。






火曜日に来るのは珍しく、だからというわけでは無いが、いつもとは違った風景を撮る。





いわし雲を撮りたかったが、どの角度でも自分が写り込んでしまう。






夕方は楽器調整へ、夜は演奏会を聴いた。






音楽感、演奏感、選曲のセンス、奏法と作品の追求、共演者や聴衆への気遣い、自分自身のあらゆる感覚の、さらに奥の世界を目の当たりにして、逆にこちらの意欲や気力が失せてしまう。


それは、あまりに素晴らしい演奏にふれた時に感じるもので、とは言え、打ちひしがれているばかりでは無く、自分自身も少しは何かを盗み取れる様に、まずは差し迫った本番に少しでも活かせる様に、そして私もリサイタルを開きたいと感じた一幕だった。

半ドンの日

2017-10-03 07:30:22 | 日常
本当に久しぶりに、午後からお休みだった。



買い物に出かけて、程々に寄り道しながら夕方に帰宅して夜まで譜読み。



ジェロームとの演奏会があと3週間と少々、そんな中で委嘱作品がついに昨晩届いた。






8月中にいただく約束だったが、予想していたよりは早かった。

そしていただいた楽譜には、"2 saxophones"とだけ記されて、ソプラノなのかアルトなのか、何なのか未だわからず。
どれになるかによって、旅の荷物に大きく影響する。



夜は雨降る中、鶴岡八幡宮へ。

バリトンで

2017-10-02 04:23:43 | 日常
2週間後に控えた演奏会の合わせだった。

荷物が大きく、重かったので、最後尾の端を陣取って車窓を眺める。








最寄り駅で偶然にメンバーと合流。




今日はバリトン。




夜まで練習して、近くの中華食堂で夕食を取った。