hiroshi hara: saxophoniste

日々の思考の断片

技術的書き込み

2017-10-26 07:19:02 | 日常
「譜読みでは極力音を出したくない。」



そう思い始めたのはここ数年のことで、譜読みにとらわれ過ぎて、奏法を考えずに楽器を吹いてるのは、支える筋力は養えるかもしれないが、やはり音やフレーズが頭に入っていないと練習にはならないのではないだろうか。


かといって全く音を出さないというのも、私は無理なので、効率良く譜読みを進める為、下準備として「技術的書き込み」を積極的でしている。



これは音を出さずに、もしくは初見でも演奏できるくらい遅い速度で吹きながら、譜読みが滞る部分に補足的に指使いやカウント、フレーズの形などを書き込んでいく。


特にアンサンブルの内声パートなどはフレーズを覚えづらい為、このような書き込みはとても大事だろう。



半音ずつ上昇するが、小節線を境に音階に準じた上昇になるサイン。




半音階で下降していくが、一箇所だけ全音になるサイン。




半音の動きを臨時記号のみで表しているので、矢印で高低を補足。




自分自身の楽譜の書き込みを紹介するのはとても恥ずかしいが、私自身、より簡潔に分かりやすい書き込みを探しており、良いアイデアがあれば教えていただきたいと思っている。