浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

手伝い

2015年11月12日 | 日常
生まれたばかりの子どもは大きな手に包まれます。
また、その手によって、ご飯を食べさせてもらったり、オムツを替えてもらったり、抱っこしてもらって成長していきます。
そして、歩くようになるとその手を繋いで守られながら自分の世界を広げていきます。
その手の先はいずれ、親から友へ、そして友から恋人へと変化していきます。
そうしながら、愛すべき人の手を取り、今度は我が子の体を包み込み、小さな手を繋いで歩きます。

子どもが成長するにつれて、自分の手の先は再び愛すべき人へと戻り、
さらには親の手を繋ぎ、背中をさすり、体を支えます。
また、歳を重ねていき、誰かの支えが必要になった時、我が子や孫の手助けを求めるかもしれません。
最期を迎える時には愛すべき人の手を握っているかもしれません。

手伝いとは、手を通じて想いを伝えること。

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