浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

百聞は一見にしかず

2008年02月03日 | スポーツ

因島に戻って7年が経ち、それと同時に地元の中学生サッカークラブチームに関わること7年になります。

そもそも高校時代の先輩が立ち上げたチームの手伝いをさせてもらったのが縁で、ずっとコーチとして関わっています。過疎化の進む田舎のクラブチームですから、選手の数も多くありません。一学年で1チーム(11人)が出来る年は7年間で2学年しかなく、少ない学年は3~5人程度しかいません。

当然ながらセレクションをして選手を選ぶなんて、とんでもないことなので、サッカーが上手くなりたいという情熱と努力が出来る中学生なら誰でも入団できます。

ただ、僕たちスタッフも情熱を持った選手を預かる責任があるので、それに応えるべく指導について勉強したり、話し合いを行なったり、色々な努力はしているつもりです。その結果として、強豪高校やJチームユースでサッカーをしている選手がいたり、そういったサッカーの強豪校に進まなくても大好きなサッカーを続けてくれている選手がいることを嬉しく思います。

広島県の内外からも、やっとそれなりの評価もしてもらえるクラブチームになってきましたが、如何せん地元の人たちの理解となると、なかなか難しいものがあります。

「あそこはお金がかかる」とか「上手い人しか入れんのよ」といった誤解を噂されることもしばしばあります。

それは頑張っている選手に対する正当な評価ではないと思うのです。選手が頑張っているからこそ成長していることを知ってほしいと思うのです。

もし、時間があるならば練習を見に来て欲しいです。そしてその上で判断して欲しいものです。

さて、今年は何人の選手が入団してくれるのか、そしてその選手たちがどのように成長するのか、楽しみにしています。


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2 コメント

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久々コメントです。いや、ただ“見てるだけ”な人な... (今日もいい天気)
2008-02-22 09:55:51
久々コメントです。いや、ただ“見てるだけ”な人なんで。。。書かれてることよく分かります。自分もこのジュニアユースの世代のサッカーに関わり、勉強を積む中で『クラブチームのサッカー』のなかでもとりわけ『運営』の部分にとても関心があります。チームとしてコンセプトを持ち、それを継続し、さらに実績を残す。その過程で起こりうる様々な山を越え谷を這い上がりする中で預かった選手が成長するのを実感しながら、でもその選手たちの進路を確保する。これだけ日々を積み重ねることの意義の大きさをもっと理解していこうという姿勢は欲しいと思います。“百聞は一見に如かず”とはよく言ったもので、人伝えに聞く話と実際見て体験するものとは全く違います。これは当方でもいえることなんですが、どうしても『おたくは敷居が高い』的な見方をされて、話も聞いてもらえず門前払いの連続です。意欲ある子を預かって、責任をもって出来ることは全部やって送り出すという、それこそ日々の積み重ねを続けていって、チョットずつ認めてもらうしかないとは思うんですが。。。初めて因島クラブを拝見したのはびんご運動公園で試合をしているところでした。初めて審判をしたのもびんご運動公園でした。これ今から5年前です。その翌年は練習試合でうちの高校生とやってもらいもしました。放課後だったのでよく覚えています。当時はうちからは全く手の届かない高みにあって、ずっと目標にしてきてるチームです。今では監督さんをはじめスタッフの方ともお話をさせてもらえるようになり、トレセンでお世話になり、ただ指をくわえて眺めてるだけ…笛を吹くのは別で(^^;)…の5年前からは随分と自分も成長できたように思えます。でもまだ自分と自分のチームは実績なし。クラブの育成方針にはメッチャ学ぶことがまだいっぱいですので、『こいつは背後霊かストーカー!?』とまではいかなくても、また色々勉強させてもらいます←キッパリ断言。またよろしくお願いします☆
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>今日もいい天気さんへ (はまとこ)
2008-02-26 23:09:20
>今日もいい天気さんへ
返事が遅くなり、申し訳ありません。
クラブチームの運営というのは難しいですね。
特に田舎であれば、周りの人の理解を得ることが非常に難しいです。
 幸いなことにうちのスタッフは皆が仲が良いので、ベクトルが同じ方向に向いているという意味ではチーム内で困ることは無いのですが・・・。
 
お互いに難しさはあると思いますが、よろしくお願いしますね。
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