サンフレサポーターにとっては、嬉しいニュースです。東京ヴェルディから期限付き移籍でプレーしていた戸田和幸選手が、このたびサンフレッチェへの完全移籍を決めたと報じられました。
時事通信を抜粋してみると、「J1の広島は13日、J2の東京Vから期限付き移籍していた元日本代表MF戸田和幸（28）の完全移籍が決まったと発表した。戸田は今年1月に広島へ期限付き移籍で加入し、今季はリーグ戦30試合に出場した。」
日本代表としてW杯にも出場した経験があり、今季サンフレッチェに加入するや、すぐさま中心選手となって大人しいチームをグイグイと引っ張ってくれました。資金力の乏しいサンフレが佐藤寿人選手に次いで素晴らしい補強をしたことに驚きもありました。（決してお金を注ぎ込んでかき集めたのでは無いところが素晴らしい）
彼には来季もチームを引っ張ってもらって、精神的な柱となってほしいと思います。
しかし、戸田選手って、まだ２８歳だったんだ・・・。
そんな戸田がDFラインに入ったことで、ボクの一番キライだった「適当に蹴る」という怠慢プレーがサンフレから消えつつあります。これは長い間サンフレに蔓延していた病気でしたからね。素晴らしいことだと思います。しかも戸田、盛田、森崎和の3バックはいずれもロングキックの制度も素晴らしい。もっと連携を強化して、来季は開幕から飛ばして欲しいですね。
そしてここ十年間、FWには長身選手を配し、やみくもに前線へロングボールを放り込んでこぼれ球を狙うつまらないサッカーを続けてきたサンフレだけれど、ウェズレイが攻めの軸になったことで面白くて強いサッカーへと変わりつつあります。残る心配事はウェズレイの残留だけ。なんとか実現してもらいたいものです。
そうそう、あの戸田選手の風貌と2002Ｗ杯のプレースタイルからは、知的な印象など皆無ですが（笑）、彼は頭の良いプレーヤーなんですよね。
それにサンフレッチェに欠けている部分を補ってくれるリーダーシップを持っているのも非常に嬉しいです。
佐藤寿人選手が熱いハートを戸田選手がインテリジェンスと試合に対する心構えを植えつけてくれたことはサンフレにとって有難いことです。
この財産を是非つなげて欲しいですね。