浜床のふろしき

尾道市因島から日常を記します

考える力

2008年11月01日 | スポーツ

中学生のサッカーの指導をしていて、常々感じるのは、「考える力」を身につけることの難しさです。

僕が指導に携わっているチームは、Jリーグの下部組織でもなければ、セレクションをしてエリートを集めるチームでもない、普通の街クラブであり、少人数のチームなので正直なところ公式大会などでチームとして結果を残すことは難しい状況にあります。

もちろん選手は試合に勝ちたいと思って練習に取り組んでいるので、それに応えられるようにしたいと思っていますが・・・。

そこで、僕たち指導者が考えるのは、個人の力をどれだけ伸ばしてあげられるか、ということになります。その時に僕が身につけて欲しいと思うモノの一つが、「考える力」なのです。

僕が選手に関わることの出来るのは、中学生活の3年間だけですから、僕の考えだけを押し付けた選手にはしたくないのです。

ただ誤解してほしくないのは、「好き勝手」を認めるわけではありません。僕たちは「指導者」ですから、自分で考えて、自分で責任を持って行動できる選手になれるように導いていく責任があります。

決して、「選手が考えて、自分でやっているんだから、いいじゃないですか。」と言って、選手の間違った言動を叱ることの出来ない指導者にはなりたくないものです。


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